rd side
総統室で独り 、
スラスラと走らせていた 、
ペンを握る手を止め 、
顔をあげる 。
不安そうにこちらを見られる 。
ああ 、やってしまった 。
はぁ … 、
どうして俺の従者や
民達はこんなに 、
接し方が軽いのだろう … 。
まぁ俺が
頼んだんだけどさ ( ?? )
でも 、
俺はこの関わり方が好きだ 。
上下関係を感じない 。
このぐらいの関係のほうが 、
かえって楽だ 。
流石 、
超ホワイト企業 ら民 だわ 。
さすが 。
労働sy …
従者の皆さんも 、
みんな幸せそうですね !!
なんていう脳内劇場は
おしまいにして …
今日も社畜の
キツキツ限界スケジュールを
ちらり確認する 。
書類が思っていた以上に 、
早く終えることができそうだ 。
普段なら 、
このような隙間時間に
ちょっとだけ勉強したり
するわけなのだが …
残りの書類を片付け 、
時計を見る 。
針は3を指している 。
15:37 。
さて 、
俺は何をするべきなのだろう 。
何が正解だろう ?
勉強 ?
訓練 ?
それとも 別の仕事 ?
… 。
これでも一応 、
婚約者 … のはずだし …
机の上に置かれた書類 。
適当に重ね 、
机の隅に置いて 、
俺は席から立ち上がった 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!