第61話

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2026/03/26 03:35 更新
その後、薄刃家について色々と説明された
特殊な能力である事、規則の事など
薄刃 義浪
___今まで良く頑張ったの
薄刃 義浪
もう大丈夫じゃ、お疲れ様
あなた
っ…
あなた
…ありがとうございます
薄刃 新
…すみません
一族が規則を破り、貴方にまでそれを押し付けてしまって
薄刃 新
全てこちらの都合で、あなたの下の名前さんの人生を壊す事になってしまって
あなた
……大丈夫ですよ
あなた
元を辿れば私を売った母親やその人1人です
新さん達は何もしてませんよ
あなた
逆に今現在助けられてます
薄刃 新
…異能の練習、しましょうか
ついてきてください
あなた
はい
また新さんについてって、2階に上がっていく




薄刃 新
___今から異能を誘発させる香を焚きます
原因が分かっていれば抗えると思いますから
薄刃 新
危険を感じたら扉を叩いてください
1時間経ったら戻ってきます
あなた
はい
火を付け新さんが部屋から出て、少し経つと香の匂いが漂い始めた
あなた
(…変な香り、何とも言えない)
あなた
___…っ…
あなた
(息しずらい…首絞められてる訳でも何でもないのに)
あなた
(…幻覚…これは……全部…)
視界に移る血も肉塊も、血でベタつく感覚も
耳の奥底から聞こえるような機械音も
あなた
……抗うなんてどうすれば
クラっとして、体が後ろにぼふんと倒れた
あなた
(…変な感覚、手足の感覚が曖昧)
視界がぐるぐるするような、視線が定まらないような感覚がする
あなた
(気持ち悪い、香のせいでいつもと違う
現実感がないのに現実で、視界と思考が定まらない感じがする)
あなた
(理性を保てはするけど、輪郭が保てなくて…
…もう言葉に出来ない)
息苦しさも何も治らないまま、動けず何も考えられなくなっていく

全ての神経が働かなくなるような



眠りにつく数秒前のような










薄刃 新
___ください
薄刃 新
起きてください
薄刃 新
大丈夫ですか?
目を開けると、横から肩を軽く掴まれて揺さぶられてたみたいだった
あなた
…すみません、寝てしまって
体を起こすと、少し目眩がした
薄刃 新
今の体調はどうですか?
あなた
……大丈夫かと思います
薄刃 新
良かった、香を焚いてる時何かありましたか?
あなた
(…始めてだから、何が変なのか分かんない)
あなた
…全ての感覚や思考がぼやけるような感じがしました
あなた
(息苦しさは精神的なものだろうな)
薄刃 新
多分、香が強すぎたんでしょうね
始めてだからというのもありますが、体質等も関係してます
薄刃 新
次は弱めてみましょうか
あなた
(…医者みたいだな)
あなた
……新さんは、どうやって抗いましたか
あなた
原因が分かっていても、抗い方が分からなくて…
薄刃 新
…気にしない事でしょうか
それか消えるよう念じる、とか
あなた
(難しいな…)
薄刃 新
……あなたの下の名前さんが良いなら、次から一緒に居ましょうか?
あなた
薄刃 新
視覚等は誤魔化せますが、痛覚等になると難しいかと思いまして
あなた
あぁ…
あなた
…なら、お願いします
薄刃 新
分かりました

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