
リクエストありがとうございます😽💗
とんでもないセンスのあるリクエストで、
つい衝動で書いてしまいました。
ありがとうございます! 書くの本当に楽しかった😌
# 「星を喰む人」ばみ夢
・ not特待生
・ ホタルビ寮生
・ 夢主が食べられます(物理)
綺麗な人だと思った。理由なんて分からない。
言葉で述べられることだけが、
本当ではないと思うから。
適当な言葉で私の感情を綴りたくなかった。
それくらい私にあったのは、不思議なものだったの。
次の瞬間に鉛玉が飛んできてもおかしくない。
彼はそういう人だった。
けれど私は動けなかった。貴方に、見蕩れていて。
イイネバトを、食べてたの。
鳥も人間と血の色は変わらなかった。
真っ赤な鮮血を顔にべっとりと張り付けて、
それでも彼は表情を何にも変えていなかった。
綺麗な人だと思ったの。
綺麗に、命を食べる人。
この人に、肉も肌も、
骨の髄まで食べて貰えたらなぁ、と思った。
貴方は冷たい瞳のまま表情を変えなかった。
それが、私たちの初対面だった。
◇
あれから私はずっと彼に引っ付いて過ごしていた。
彼に嫌がられるのは多少罪悪感はあったものの、
こうでもしないと彼は
すぐどこかに行ってしまいそうだから。
私がこうでもしないと、関わりなんて持てないから。
だからいつも雛鳥みたいに引っ付く私を、
彼はよく嫌がって誰かに押し付けようとしていた。
彼は私がどんなに食べてと駄々を捏ねても
食べようとはしてくれなかった。
いつも、「腹壊しそう」だとか
のらりくらりと躱されるのである。
伯玖さんは苦笑する。私の寮の先輩。
星喰さんに押し付けられるうちに
それなりに仲は深まって、
そんな先輩がよくするのがこの苦笑だった。
もう聞き慣れてしまった。
私が彼に押しかけるばっかりに。
貴方に食べられて死ねるなら、
それ以上に幸福なことなんてない。
どうしたら食べてくれるんだろうなぁ。
私はずっと、そればかり考えていた。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!