第19話

#9「星を喰む人 ①」ばみ夢
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2026/02/18 10:46 更新


  

リクエストありがとうございます😽💗

とんでもないセンスのあるリクエストで、
つい衝動で書いてしまいました。
ありがとうございます! 書くの本当に楽しかった😌




# 「星を喰む人」ばみ夢


・ not特待生

・ ホタルビ寮生

・ 夢主が食べられます(物理)






  綺麗な人だと思った。理由なんて分からない。
言葉で述べられることだけが、
本当ではないと思うから。
適当な言葉で私の感情を綴りたくなかった。
それくらい私にあったのは、不思議なものだったの。


星喰 大我
………あ? 何見てんだ、お前。


次の瞬間に鉛玉が飛んできてもおかしくない。
彼はそういう人だった。
けれど私は動けなかった。貴方に、見蕩れていて。


あなた
―――


イイネバトを、食べてたの。
鳥も人間と血の色は変わらなかった。
真っ赤な鮮血を顔にべっとりと張り付けて、
それでも彼は表情を何にも変えていなかった。

綺麗な人だと思ったの。
綺麗に、命を食べる人。


  この人に、肉も肌も、
骨の髄まで食べて貰えたらなぁ、と思った。



あなた
私のこと、食べてくれませんか。


貴方は冷たい瞳のまま表情を変えなかった。
それが、私たちの初対面だった。




草薙 伯玖
あんた、相当物好きだな……
星喰 大我
ナギナギぃ、お前んとこの女だろ?
早く引き取れよ。暑くてうざってぇ。
草薙 伯玖
変な言い方しないでくれませんかね。
うちの子ですけど。ほら、離れな。


あれから私はずっと彼に引っ付いて過ごしていた。
彼に嫌がられるのは多少罪悪感はあったものの、
こうでもしないと彼は
すぐどこかに行ってしまいそうだから。
私がこうでもしないと、関わりなんて持てないから。
  だからいつも雛鳥みたいに引っ付く私を、
彼はよく嫌がって誰かに押し付けようとしていた。

あなた
伯玖さん、私美味しそうじゃない?
草薙 伯玖
ん〜〜、ごめんな。
おれに人を食う趣味はないんだ。
あなた
星喰さん私のこと食べてくれないの。
私はいつでも準備できてるのに…
草薙 伯玖
その言い方で物理なことあんまりないから
自分の異常性を
もっと理解した方がいいよ、おまえさん。


彼は私がどんなに食べてと駄々を捏ねても
食べようとはしてくれなかった。
いつも、「腹壊しそう」だとか
のらりくらりと躱されるのである。

あなた
ちゃんと健康にも気をつけてるのにな…
草薙 伯玖
今どきの子って怖い。


伯玖さんは苦笑する。私の寮の先輩。
星喰さんに押し付けられるうちに
それなりに仲は深まって、
そんな先輩がよくするのがこの苦笑だった。

もう聞き慣れてしまった。
私が彼に押しかけるばっかりに。

あなた
早く食べてくれたらいいのに。


貴方に食べられて死ねるなら、
それ以上に幸福なことなんてない。

どうしたら食べてくれるんだろうなぁ。

私はずっと、そればかり考えていた。


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