アテンション‼︎】
・警察学校組生存ifです!(今回は降谷さんと爆処組!松田さんのキャラが掴みきれない…)
・警察学校編未読(欲しい‼︎)&アニコナたまにしか見ない人が書いてます(アニメは好きなキャラが出るところしか見れてない…!)
・捏造&妄想のオンパレードです
・衝動的に書き始めたので、キャラの口調迷子(ベルモットむずくない?)だし、いつ終わるのかわからない!
・今回は松田さん視点!とあるビルで爆弾を発見した爆処組。応援を求めたものの、そこに現れたのはバーボンと名乗る同時だった……前回の続きです!最初から読んでもらった方がわかりやすいかもです。
ここまで読んで大丈夫!って人は次のページへ
レッツゴー!!
「お前…!」
「ちょっと此処には置いておけなくなったデータがありましてね。移行が終わるまで爆発させることはできないのですが、それを解体されても困るんです」
銃の安全装置を外しながらそう宣ったのは、金髪に褐色肌を持ち、なぜか最近喫茶店で働いている、共に警察学校時代を駆け抜けた同期だった。
「随分物騒なものを持ってるねぇ」
相手が見知った相手だからかいつもの感じを崩さない萩原の言葉が聞こえる。なぜお前がここにいるのかと言う疑問を飲み込んで、松田は爆弾解体の手を止めずに、男に声をかけた。
「とんだ悪人じゃねぇか。喫茶店の店員は仮の姿ってか?安室サン」
同期の中でも殊更優秀だったこの男が、危ない仕事をしているのはなんとなくわかっている。彼の幼馴染からそれとなく聞いたし、そうでもなければ喫茶店でバイトなんてしていない。連絡の付きにくくなっていた同期が現れて呆然とする松田たちに初対面のフリをして、胡散臭い笑顔を振り撒くこともない。
「えぇ、こちらが[[rb:僕 > ・]]の本業です。改めて自己紹介をしましょうか。コードネームはバーボン。これでも探り屋をやっています」
「バーボン、ねぇ」
松田をそのタイミングでチラリと後ろを向く。呆れ気味に呟く萩原をスルーして、男…バーボンはこちらに銃口を向けたまま、左手で耳をトントンと叩いた。盗聴器の向こう側にいるのは、こいつの潜入している組織の仲間だということだろう。だから、降谷としてではなく、犯罪組織に所属しているバーボンとして会話する。
「とんだ茶番じゃねぇか」
そう言いながら松田は、口元にニヤリと笑みを浮かべた。なんだか面白くなってきた。ここまでやるなら、とことん付き合ってやろうじゃないか。
「俺は割と仲良くできてたと思ってたんだけどねぇ」
「ハギは絡みすぎだったけどな」
萩原も同じことを考えていたようで、ニヤニヤしながらバーボンに絡む。相手が降谷で、そして彼が悪に堕ちているわけではないと確信しているからこそできる対応だ。
「まったく、怖いもの知らずな方々ですね」
そういうバーボンの顔にも、困ったような、呆れたような苦笑が浮かべられている。久しぶりに見た降谷のものに近いそれに、素直に認めたくないけど、本当に認めたくないのだけれど、松田は喜びを感じた。子供みたいだとは自覚しているけれど、ポアロを訪れても知らないふりを決め込む降谷に対して、イラつきを覚えていたのだ。
「怯えを表に出すようでこの仕事やってられっかよ」
「それもそうですね…ところで刑事さん。一度その手を止めていただけませんか?自主的に」
流石に盗聴機がある状態で解体を続けてさせる気はないのだろう。そのデータとやらの転送が終わるまで爆破はしなさそうでは、盗聴器の向こう側の輩の気がいつ変わるのかもわからない。松田はチッと舌打ちをしながらも、コードを切る手を止め、両手を挙げた。残りはあと3本。まぁ、5秒あれば切れるだろう。
「懸命な判断です。それではお二人とも…この世から仲良く消えていただきましょうか」
「安室ちゃん…じゃなくてバーボンか。一応俺たち警察官なんだけど、銃を持っているとはいえ、一人で二人に勝てるのか?探り屋なんだろ?」
わかりきったことを。多少時間は稼げるかもしれないが、警察学校の成績オールAだった首席サマに、ここ数年の裏社会でさらに実力をあげたであろうこいつに勝てる可能性は低いというのに。まぁ、バーボンの評価は知らないが。
「荒事が好きではないのは認めましょう。ですが、これでも僕はコードネーム持ちです。ある程度は武芸も嗜みますよ……!」
「なんだ、と!」
パァン!
乾いた銃声がビル内に響く。驚いて、バーボンを振り返る。確かに銃口からは煙が出ていた。しかし、その向きは、松田たちはいる方向とは真逆の、入り口側だった。
「っ、やってくれるじゃねぇか」
「あっぶな」
「さすがです。間一髪でしたね。さぁ、どちらから逝ってもらいましょうか」
「はっ!生き延びてやるよ…!」
程よいところで、死んだふりをしろ、ということだろう。言葉はないけれど、それくらいはわかる。萩原と目配せをして、松田は好戦的な笑みを浮かべた。今までの仕返しに、一発ぐらい入れても怒られないだろうか。そんなことを考えながら、松田はバーボンに向かってストレートを打ち込む。割と本気で当てにいったのに、男は首を傾け、拳を避け切った。
「陣平ちゃんやるねっ!」
「こっちは腹が立ってんだ。一発ぐらい受け取れ、よ!」
「お断りしますっ!」
参戦した萩原もいなし、バーボンが舌打ちをしながら左手で反撃をして来た。松田は後ろに大きく跳ねてそれを避け、タイマーの残り時間を確認した。
(後3分…そろそろか)
指で3をつくって見せてやると、バーボンはスッと目を細め、こちらに向かって頷いた。
「さようなら、刑事さん」
銃声は二発。松田と萩原は、ドサッと音を立てて、地面に倒れ伏した。
「…ベルモット、残念なお知らせです。こちらのパソコンが不具合を起こして、転送が遅れています。あと2分では送れません」
1分間の静寂の後、バーボンは爆弾に向かって話し始めた。盗聴器なのだから返事はもちろんない。しかし、それに構わず男は続けた。
「僕が転送を見届けてから、パソコンは破壊しておきますので、爆弾を止めてもいいですか?」
ピピピピピピ
直後、どこからか電子音が聞こえる。バーボンの携帯だ。
『まったく、使えないわね。あの男始末しようかしら』
「この情報を見た可能性がある時点で、彼は消されますよ」
『そうねぇ……いいわよ。どうせ解体されかけた爆弾なんて使いたくないし。壊してしまいなさい』
漏れ聞こえる音から聞こえる声は、艶やかな女のものだった。こいつがずっと盗聴器越しにこちらを伺っていたのだろう。
「わかりました」
『その死体は始末しなさいよ。Good luck.Bourbon』
「Thank you.」
物騒な会話を経て、感謝の言葉を最後にバーボンは電話を切り、松田の持っている工具を使って、爆弾の前に座り込んだ。十数秒眺めた後、パチンパチンパチン、と小気味よい音を鳴らしながら迷いなく、ケーブルを切っていた。爆弾と盗聴器が連動してるものだ。きっと今のであちらへ松田たちの声は聞こえなくなったことだろう。
「もういいぞ」
再び口を開いた男の口調は、胡散臭い私立探偵のものでも、丁寧で冷たい犯罪者のものではないかった。
「ったくよぉ。散々な目にあったぜ」
「人通りが少ないとはいえ、こんなところが爆発されたら、辺り一体大混乱だよ」
降谷から許しを得た二人はさっさと立ち上がった。特に外傷はない。緊張感から解放された萩原は大きく伸びをする。
「…もういいのか、ゼロ」
「あぁ」
期待の込められた松田の声かけに、降谷は一つ頷いて二人の方に向き直った。
「久しぶりだな。松田、ハギ」
「っ」
数年ぶりに呼ばれた名前が照れ臭くて、嬉しくて、松田は照れ隠しとばかりに思いっきり降谷の肩を叩きながら言った。
「「おう、久しぶり!」」
萩原と同時に応えたその時、松田の顔に浮かんでいたのは、警察学校に通っていた頃のような、どこか幼さを感じる、心底嬉しそうな笑顔だった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。