音のした方に振り返ると今にも落としそうなほど震えた手で莉犬がスマホを持っていた。
莉犬
俺…
莉犬は一度俯いてからまた顔を上げた
莉犬
俺も、もういいや…ちょっと死ぬのが早まるだけだし…
莉犬
赤色しか灯らない信号機なんて必要ないよね
莉犬
ずっと立ち止まってるぐらいなら俺も死ぬよ
はっきりとした声が部屋中に響いた
莉犬は唇をキュッと結んだ
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第20話 @20
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!