みんなが揃うまでかかった時間____
約、20分。
もう日は昇りきっていて、窓から差し込む光が眩しい。
はーい、と返事して手を合わせる。
「いただきます」、と食べ物を口に運ぶ。
いつも通り。
呑気な会話。
…もうすぐ、いふと初兎を迎えに行く時間。
ほんとにそこにいるかの確証もないし、
いたとしても戻ってきてくれるのかもわからない。
そもそもなんでいなくなったのか、
なにも分からない。
…あいつら、なにしてるんだよ、、
いつの間にか隣に来ていたほとけにそう言われる。
…心読まれてる??
…なんか、からかわれてる気がする。
怖いのは事実。
もしいなかったら、
もし会えなかったら、
もし会えても帰ってきてくれなかったら、
…もし、もう会えない存在になってしまっていたら。
そう考えると、
心が痛くなる。
笑顔で言い切るほとけを見て、安心する。
…そうだ、俺たち、
ずっと一緒、ってよく言ってたな。
みんなから次々と繰り出される温かい言葉。
朝食を食べるだけだったはずなのに、
なんでこんな泣きそうにならなきゃいけないんだよ…、笑
よし、
頬を叩いて喝を入れる。
なんて話をしながら、ご飯を食べて。
支度をして、留守組に見送られながら王宮を出て。
こえしの案内によって、俺たちは俺たちはこえしの母国へと向かった。
一方その頃。
静かな場所に、足元と声だけが響く。
…不気味な空間だ。
慌てて走り出す、が。
向こうの足はすごくすごく速くて。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。