【gtmn】
いつもより疲れて帰った日
ドアを開けると彼がこちらを向いた
彼は優しく笑った
安心して座り込む
彼が立ち上がって歩いてきた
そう言って優しく頭を撫でられる
テーブルの上には料理が並んでいた
彼は明るく笑う
彼は私の目をじっと見つめる
【fj】
玄関で声を出す
疲労が溜まってフラフラと家に入る
リビングに彼の姿はなかった
彼の部屋のドアををノックする
部屋に入ると彼がこちらを向いた
思わず口からため息が出た
彼は心配そうに私を見つめていた
だんだん声が小さくなってしまった
突然立ち上がった彼は私に近づく
彼は私を抱きしめていた
【hr】
いつもより疲れて重い足取りになっていた日
靴を脱いでいると、彼がリビングから出てきた
彼の優しい顔を見ると落ち着く
彼についてリビングに入る
ソファに座った彼は優しく笑った
言われるがままに彼の隣に座った
彼は私の体を優しく抱きしめた
そのまま頭も撫でられる
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。