第11話

10、幸せ
521
2025/10/13 02:03 更新













#🍗
あの後、たっつんがパスワードをショートさせてくれたおかげで俺たちは外に出ることができた
今は、あの城のなかに入っていたアニモシティ達が走りながら出てきているのを木の影から見守っている













あれから何秒、何分たったのだろうか
じゃぱぱが木の影から外の様子を見る
じゃぱぱ
じゃぱぱ
…もういないよ
じゃぱぱのその声に俺達は反応し、木の裏から表へと立ち上がった
そこには、怪物が通った足跡や、木の枝、石の残骸が残っていた
のあ
のあ
…ッ!あんなのに襲われてたら…
たっつん
たっつん
ミンチやろな
ゆあん
ゆあん
…まぁ、俺達が負けることなんてなかったんだけど
……ふとじゃぱぱの方に目を向けると、しゃがみながらアニモシティの足跡を深く見つめていた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
……たっつん、大成列車は?
たっつん
たっつん
このまま北東へ真っ直ぐや
じゃぱぱ
じゃぱぱ
おっけー、
手を膝に当て、立ち上がりこちらを見た


じゃぱぱ
じゃぱぱ
行こう(ニコッ













大成列車、通る道が地面、海の時もあれば空の時もある異世界唯一の夜行列車
俺達は北東にあるその目的地を目指し、足を進めている
じゃぱぱ
じゃぱぱ
へぇ、その列車のって夜空とか通ったら銀河鉄道みたいじゃない!?
たっつん
たっつん
まってそれ思った、てかそれ…
たっつん
たっつん
って、ちがう!これからどうするかって聞いてんねん!!
じゃぱぱ
じゃぱぱ
えー?銀河鉄道は昼に通るって?ばっかじゃねぇの!!
たっつん
たっつん
……💢
じゃぱぱとたっつんはさっきまで真剣に話をしていたのに、なぜかじゃぱぱが話を脱線させたっつんが困っている
がんばれたっつん(
ゆあん
ゆあん
はぁ……
ゆあん
ゆあん
……(チラッ
ため息をつき、少し目線を下ろしたところにのあさんの手にたどり着いた
やはり、あざだろうか"あの時"あった紫の模様が手の甲にこびりついている



のあ
のあ
…この模様、気になりますか?
いきなり、模様が動いたと思えば手が動いていた
俺によく見えるように手の模様をみせてくる
ゆあん
ゆあん
え、あいや、ご、ごめん……!
俺はあまりの気まずさに耐えられず、目を逸らす
のあ
のあ
ふふっ、笑
別にいいですよ、まじまじと見ているものですから
のあさんが細く目を凝らし、手を見つめる
のあ
のあ
……この手、毒を摂取したあとの傷みたいなものなんですよ
のあ
のあ
摂取…飲んだみたいな感じですけどね
まるで、自分の話を聞いてもらいたかったようにぽつりぽつりとのあさんは話した
ゆあん
ゆあん
毒って…
のあ
のあ
……あぁ、"ゲンソウ"の毒ですよ

え、




のあ
のあ
あれ、知らないですか?栽培が禁止になった…
そんなの社会に無知な俺でも知っている、それじゃなくて飲んだって……
じゃぱぱ
じゃぱぱ
えぇぇぇぇ!?!?ののののあさんん、あのゲンソウを体内に入れたの!?
たっつん
たっつん
ほんまっ死ぬで!?あれは!!!
ゆあん
ゆあん
どうやってそうなった!?
俺たちがこう慌ててるのも無理はない
ゲンソウは平安時代に突如として現れた花
美しすぎるため、人々はその花に近づいただけで、倒れてしまうだとか


だが、倒れるのは当然、"死ぬ"と言うこと
名前の通り、最終的には幸せ、悪夢などのゲンソウ幻想を見ながら死んでいく



のあさんは目を丸くしたが、すぐに戻って口をひらく
のあ
のあ
…笑
そんな…そんなに知りたいですか
のあ
のあ
これね、"わざと"毒を飲んだんです…自分から
のあ
のあ
人間から…その……いろんなことをされてしまって、その人達のせいで狂い始めた人生を終わらせたかったんです
のあ
のあ
……でも、なぜか死ななかった
死ななかった代わりに、私の体にはゲンソウの血が流れ始めました
のあ
のあ
それから私の飛んだ血が皮膚にあたれば、人間はばたばたともがき苦しみ、死んでいきました


のあ
のあ
……誰も、私に近づかなくなりました
のあさんは、自分の手の毒跡を握りしめ、そう言った
目には、自分が毒の耐性を持っている恐怖よりも、人間への憎しみと嫌悪が宿っているような気がした
ゆあん
ゆあん
のあさん……
じゃぱぱ
じゃぱぱ
……意味がわからない
え?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあさんは、なんで死のうと思ったの?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
自分が人間に負けてどうしたかったの?
のあ
のあ
ッ!そ、それは…
じゃぱぱ
じゃぱぱ
相手は人間だよ。権利が俺達よりもそこそこ高いだけ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
その人間よりも自分が幸せになってやろうとかは思わなかったわけ?
のあ
のあ
……
のあさんは下を向き、何も喋らなくなった
じゃぱぱ
じゃぱぱ
…それに、俺達そんな毒に引っ込むようなやつじゃないから!
たっつん
たっつん
前その毒で死にかけたお前がなに言っとるねん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なんで言うの!?
ゆあん
ゆあん
前2人がボコボコにされたっいうの、その話だったんだぁ(笑
じゃぱぱ
じゃぱぱ
黙れ
たっつん
たっつん
黙れ
のあ
のあ
……(笑




#🍪







「何その能力ー?気持ち悪っ」
「お前、金ないんだろ?女子だから相手してやるよ」
「パパもママもいなくて、楽しい?」
「あいつ、男とヤってるんだろ?笑」
「不幸ばかりの人生で可哀想!笑」





……そうだ、


私は_____






のあ
のあ
……私も、
前を向いた
そうだ、私は言うんだ
のあ
のあ
私も、幸せになっていいんでしょうか……

じゃぱぱ
じゃぱぱ
幸せになるのに、許可なんていらないよ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
自分で決めることだよ。それは
のあ
のあ
…!!
今でも覚えてる、これまでにない暖かい声だった
ゆあん
ゆあん
のあさんも、自分のやりたいことぐらいあるだろ?
ゆあん
ゆあん
それに俺もあるし、一緒に頑張ったら……
少しの沈黙が続き、ゆあんくんは「なんでもない」と付け加えた
たっつん
たっつん
ゆあんくんツンデレ?
ゆあん
ゆあん
違う
うれしかった
その人達の背を私はひたすら見ていた








その時、突然私の体がこわばり始めた
なんでだろう、この感触


じゃぱぱ
じゃぱぱ
?…のあさん、なんでこない…
何か、くる
のあ
のあ
伏せてッッ"!!!
私の声帯からこれまでにない大声が出た瞬間
大地が揺れ始めた
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
いや、あの合計のいいねが100変えたんですよよよよ
本当にみなさんいつもありがとうございます😭😭
あと、次から?なんですけど!
この物語についての裏話をしていこうと思ってます!
まぁ、大正コソコソ噂話みたいな感じです(伝われ
交換宣伝、私や登場人物への質問待ってます!
お気に入り、フォロー、👍、💬などめっちゃモチベあがるのでお願いします!!

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