第27話

向かう
9
2023/05/13 11:00
あれから家族みんな爆睡した。
うちの一家は謎に以上なほど眠りが深かったりするので出ても起きない(マジで)
姉に至っては机で寝てたらいきなり立って布団へ向かう(なお本人は覚えていないので寝てるか寝ぼけである。)
さて、千里の家着いた
ポストにポンとな(手紙ならぬ遺書入れてるだけ)
さて、山に着くまで適当に環礁にでも浸ってるか()
…浸ろうと思ってもそんな意図的に思いつかねぇわ
(゚∀゚)ハハハ
何やってんだろうなぁ
失敗したら病院かどっかで怒られるかな?
先生には迷惑かけるな、意外と気にかけてくれてたし、まぁ上っ面だけかはわからないけどね、
友達も、ちょっとは心配してくれてるかな、してたら申し訳ないな、泣いてくれたりしてwww
って、そんなことはないかw
家族も、悲しみはするんだろうな、
姉さんはわからんけど、ママさんは情緒不安定だし、浮き沈み激しそう、パパさんは…まぁ悲しむだろうね、でも、僕はきっとそれを素直に受け取れないんだろうな、
どうしても、認識が抜けきらないから、
家族を会社員のようにしか見れないから、
仕事関係の人にしか思えないから
どこか他人行儀になってしまったから
これが普通だったとしても、きっとその普通は僕にあってなかったんだろう
きっと僕は家族を嫌いきれなかったんだな、どこか理解できる部分もあるからこそ、優しい部分も知ってるからこそ、
どんなに愚痴っても優しいところ知ってて、嫌いになりきれなくて、でもされたことや僕に植え付けられた認識が一生を左右してて、それでみんなできてるものができなくなてたとしても、
自分がしてもらったことを振り返って罪悪感に溺れていくんだと思う、
僕はきっと親ガチャというもののハズレを引いたわけじゃないんだ、
僕自身がハズレだったんだ。
努力が苦手で才能もなくて、何も満足にできない、なんで僕は生まれてきたんだろう、ま、そうでもいっか
あ、もう山道入ってたんだ、ここからは山道から外れて人目のつかないところに行って持ってきた紐で首を吊るす。
万が一誰かがついてきてても山に慣れてる人じゃないと僕が通った道はわからないから安心して行こう
そこからはあっさりだった。すぐ奥行って、頑丈そうな木に登って紐括り付けて、首に巻き付けて枝から飛び降りた。
うっすらしていく意識の中で見聞きできたのは唸る声ととてもとても嫌に明るい光だった

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