三井side
初めは、ただの興味だった。
俺と同じ中学MVPで、怪我で部活に行かなくなった
だなんて、なんなら運命感じるぐらいだった。
更には家も近いし、あっちは俺のことを知っていた。
というか、過去に会っていた。
まだ、興味があっただけだったのか…?
あいつと出かけたり、話したりしていくうちに
無意識に目で追ってるようになった。
俺の事を呼ぶ声を聞くのが、無性に嬉しかった。
…ん?待てよ…
言うべきだと思った。
もし、今あなたの好きな人が俺じゃなくても、
気持ちを伝えたいと思った。
だから聞いた。
結果的には、困らせた。
だから、どうしたらいいか、分からなくて…
ここで終わりにしようと思った。
あなたside
三井先輩に好きな人がいると聞いて、
もう諦めようと思っていた。
けど…
体育祭
ドク
ドク
ドク
ドク…
ギュッ
(あなたの手を握る)














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!