そんなことを考えていればいつの間にか印刷も終わり、
俺はプリンター室を後にした
そもそも、幽霊なんて非合理的だ
死んだ人が戻ってくるなんてこと、ありえない
あいつには酷いことをした
あいつ自身にも少しは非があると思うが。
勝手に姿消して黙って死ぬなんて
、でもッ
頭に浮かぶのは〇〇のことばかりで
会いたいと思ってしまう
声が聞きたいと思ってしまう
なあ、〇〇
まだ言ってない事、やってない事山程あるんだ
嗚呼、笑 ほんとうに
死んでほしくなかったなぁ、
俺の中で、あいつの存在はとても大きかった
たとえ、
最後の別れ方がお世辞にも良いとは言えなかったものだとしても
どれだけ突き放されても
ずっと大好きだ、と胸を張って言える
「〇〇ッ、…」
届くはずのないこの名前を
思わず呼んでしまうほどに
もう2度と聞けないはずの
『消太くんっ、!』
俺の名前を呼ぶこの大好きな声が聞こえてしまうほどに
『消太くん?』
『私ここにいる、
幻じゃないよ?』
「…は、」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。