「お風呂ありがとうございました〜。」
市「おかえり〜。」
「あれ、他の皆さんは…?」
市「あなたがお風呂入ったから部屋でゲームするって言ってた。」
「ああ…。」
市「みんな風呂入り終わったら部屋決めるから、自由にしてて。俺も風呂入ってくるから、じゃ、いってきます。」
「了解です。い、いってらっしゃい…?」
市「ん、いーこ。あ、そういえば、いい匂いだね。俺と同じ匂い。」
「っ、あ、りがとう、ござい、ます…。」
えっ?え、え?ええええ……?
よく王子様とかがやるやつやん…?
……あ、ツンデレ王子だったわ。
こう、女の人の髪をちょっと持ってさ…、こう…サラッみたいなやつ…。
よくイケメンが女の人を口説く時にやるやつだよ。
偏見だけど。
わあ…これなんてファンサ??
俺が男でよかった…。
女だったら他のファンに刺されそうだし、即堕ち2コマっしょ…。
え?俺は即堕ちしないのかって?
嫌だなあ、もう堕ちてるに決まってるじゃないか。
心臓がどっきどきのばっくばくだよ君たちにも聞かせてあげたいね。
ん〜〜やっぱ無理すごい無理…。
心臓いた……死ぬ………。
供給過多で死ぬ………。
本望です……!
四「あなた〜、あ、いたいた。あなた。
「ひゃい!?なん、なんでしょう?」
四「…?なんでそんな焦ってんの?市川くんになんかされた?」
「や、あの、そんなことは…。」
四「絶対なんかされたでしょ。なにされたの。」
「えっ、と…。その、髪の匂い、を、かがれまして…。
四「……ふーん?」
「あの…?りょがぴ…?」
四「……確かにいい匂いだけど…。俺のだったらもっといい匂い。」
「ヒョ………。王子様ムーブ……………。」
四「はは。あっち行ってみんなとゲームしよっか。」
「はい……。」
今日はファンサの嵐ですね…。
椚「あ、あなたきた〜!」
六「おかえりなさい。」
「ただいま…?」
仮「おかえり〜。」
「…ただいま!」
双「お前ら、スマブラすんぞ!」
四「うぃっす!」
……
市「ただいま〜。」
全「おかえりなさーい。」
六「じゃー僕行ってきますー。」
全「いってらっしゃーい。」
………
六「ただいま。」
「おかえりなさい。」
六「…あ、みんなは?」
「みなさんまだゲームしてます。」
六「どしたん?飽きちゃった?」
「や、そういうわけではないんですけど…。…なんか、まだ夢見心地で…。」
六「あー、わかる。俺も入ったばっかの時とかそんな感じやった。」
「そうなんですか…!なんか、親近感湧きます…。」
六「たぶん、みんなも多少緊張してると思う。少ししたらあなたにも慣れて、もっと馴れ馴れしくなるから気ぃ付けてなw」
「そう…ですかね?そうだと嬉しいです!」
やっぱお兄ちゃんっぽい…。
兄がいたら、こんな感じだったのかなぁ…。
………
市「みんな風呂入り終わったー?」
全「はーい。」
市「じゃあ部屋決めよっか。どこがいいとかある?」
「どこでも!布一枚あればどこでも寝れるので!」
四「んー、でも、部屋がもう余ってないかもしれん。」
双「押し入れとかならあるけどそれはないし…。」
椚「あ!みんなの部屋に順番で寝ればええやん!」
六「それはどうなんだ…?」
仮「僕は?僕の番のときどこで寝るの??」
椚「床に布団敷くかソファやない?」
市「…でも、いいかもね、それ。」
「え!?いいんですか!?」
椚「なに、何かすると思ってる?」
「いや、されるというか、俺がしちゃうかもというか…。」
双「きゃー!」
仮「あなたさんのえっち!」
「そういうことじゃなくてですね!?」
市「じゃあどういうこと?」
「その……。」












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。