《あなたside》
実は、今日ジニくんのお誕生日。
ジニくんには誕生日でもない日に散々サプライズしてもらったし、たくさんプレゼントも貰った。
ジニくんは、わたしがサプライズできると思ってないだろうからサプライズを企画してびっくりさせようと企んでいるのだ……!
とは言っても、まずジニくんがサプライズというサプライズはやり尽くしている。
まず、バラの花束。キャンドルイベント、なんでもない日のプレゼント、お誕生日にはレストランで。2人で旅行に行った時には、部屋に戻ってきた時に風船とお花が飾ってあった。
ジニくんはロマンチストだ。2人で初めてなにかする時は、お祝いをする。
よく思いつくな……。
でも、、一つやってないことがある。
宝探しのサプライズだ。きっとわたしがそういうの嫌がると思ってやってないんだと思う。正直、わたしも一か八か、賭けに出てる。
本人が嫌だからやってない可能性だってある。
でも、もう準備しちゃったもんね……!
あとは、ジニくんを待つだけ。わたしは、外に出てジニくんが合鍵で家に入るのを見守る。
《ヒョンジンside》
お誕生日パーティーしよう!ってあなたに言われて家に来たけど……
あなたがいない……、、
「パスワードは私たちが初めて出会った日付」
南京錠が付けられた箱に、ポストイットが貼ってある。
あなたが、サプライズをしようとしてる事に気づく。可愛らしい。
その日はよく覚えてる。日付を入力する。
「うちに来て初めて飲んだ飲み物は?」
インスタントコーヒーが入ってる戸棚を開ける。
もう、あなたの家は自分の家のようにどこに何があるかわかるよ。
「洗面所」
とりあえず、向かう。
「ジニくんが初めてプレゼントしてくれた指輪を持って玄関に来て」
指輪はいくつかプレゼントしてるけど、いつあげたやつかもなんだかんだ把握してるってば。
玄関を開けると、あなたが立ってた。
箱の中には、俺がずっと買うかどうか迷っていたネックレスとTシャツ2枚。
……まだ俺がTシャツ持ってない奴だと思ってる。もう買ったもん。
「ジニくんお誕生日おめでとう!これからも、よろしくね。お仕事大変だと思う。でも、ジニくんはもっとかっこよくなれるよ!期待してます。あなたより」
簡潔な、あなたらしい手紙と共に入ってた1枚の小さな紙。
なんだ……?
「左手の薬指予約券💍」
あなた、その時が来るまで
もう少しだけ待っててね。
〜end〜
ギリギリ間に合った(^q^)














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。