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第1話

♡
88
2026/09/18 14:44 更新
江戸、かぶき町。

今日も万事屋には、いつもと変わらない騒がしい時間が流れていた。
あなた
彼氏のフリをどなたかしていただけませんか…!!
万事屋にそんな依頼が持ち込まれたのは、いつもの昼下がりだった。

銀時はソファに寝転がったまま、漫画から顔だけを上げる。
銀時
……は?
新八
きゅ、急にどなたですか!
あなた
あ、えっとごめんなさい、万屋って書いてたので
神楽
依頼ってことアルか!?
銀時
あー、そゆこと?
あなた
はい、実は元彼に追われてて…彼氏がいるって伝えたら見せろって言われまして…
新八
めんどくさい男ですね…!
神楽
じゃあ銀ちゃん、この子の彼氏役するアルよ!
銀時
えー俺?銀さんジャンプ読むので忙しいの!
神楽
つべこべうるさいアル!とっとと行くアルね!
新八
そうだそうだ!誰のせいで金ないと思ってんだ!
銀時
だーっもううるさいなあ!わかったよ
銀時
で、なにすればいいすか
あなた
明日元カレが家に押しかけてくるのでその時一緒にいて欲しいんです
銀時
それだけ?
あなた
はい!彼氏がいるって知ったらきっと諦めてくれると思うので
銀時
なるほどね、了解っと
こうして始まった、ただの偽装恋人。

――このときは、まだ誰も知らなかった。

銀時自身が、この関係を終わらせたくなくなることを。

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