すみません、ヌシには時間と心の余裕がないんです…
私はクラスの大神って男子に告白(?)され、今はハグされている状態だ
やばい、胸がどきどきする…
大神は、こんな私を必要としてくれてる…
こんないい人、逃してしまったらもう二度と出会えないだろう
ーあなたの家にてー
やばい…さっきからずっと心臓がうるさい…
付き合うってどんな感じなんだろ…
頭のなかに微かにあのピンクの男(殴るぞ)の姿が浮かんできた気がしたけど、気づかないフリをする
ー次の日ー
伝えに行くだけなのに、めちゃくちゃ緊張する
もう校門が目の前にぃぃぃい!
ドンッ
下をみて歩いていた私は、誰かにぶつかってしまった
あ、
まさかの、ぶつかってしまった人は、あの会長の恋人(…てこと?)だった
て、動揺しすぎて私、なんか変な事聞いてる?
まあいいか…彼女、だもんね…?
…ん?
会話が噛み合ってないような…
てかなんで私怒られてんの?
この表情からして…、この子と会長は付き合ってない…??
いやいや…期待すんな!(なんで期待…?)
な、なんなのこいつ!付き合ってんのか付き合ってないのか!
女の子は私の耳元で囁く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。