第3話

バレンタイン前日
301
2022/02/13 10:31
今日はバレンタイン前日。
明日は2人とも1日用事があるため、前日に会うことにした。
いつもの場所でアストルフォくんと待ち合わせをしてる。
でも...。
あなた「なかなか来ない!遅い!!」
狩人_シャスール_の仕事が忙しいのかな。
仕方ない!
もう少し待ってみて、来なかったら、帰って自分で食べちゃお。
そう考えていたら、聞き覚えのある声がした。
アストルフォ「あなた〜!」
あ、アストルフォがめっちゃ走ってきてる。
手ブンブン振ってるし、笑顔だし...〜っあー!!可愛い!!女として負けた気がするよ!
アストルフォ「あなた!遅れてすみません...!なかなか上手くいかなくて...。」
ん?上手くいかない?何かあったのかな?
あなた「何かあったの?」
私がそう聞くと、アストルフォは少し恥ずかしそうにバレンタインです、と言って、可愛らしい猫のラッピングに包まれた物を差し出してきた。
開けてもいいか聞くと、早く早くと急かされた。
そんな子供っぽいところが可愛いなぁ〜。
とりあえず開けてみると、中からはこれまた可愛い猫の形をしたチョコレートクッキーが。
あなた「うわぁ〜!ありがとう!」
美味しそうだし、何より可愛い...。
アストルフォ「たしか、猫、好きでしたよね?」
恐る恐るといった感じでアストルフォが聞いてきたので、笑顔で答えてあげる。
すると、嬉しそうにしてくれた。
あなた「あぁ〜可愛いぃなぁ!」
ついつい頭を撫でてしまう。
しかし、身長差というものは悲しいもので、あんまり上までは届かない...。
苦戦していると、アストルフォが手を出してきた。
何かな?
アストルフォ「あ、あの、おこがましいですが、今日はバレンタインの、チョコレート交換、ですよね?何か、ありませんか?」
クッ……ヤラ( ゚∀゚ )レタ!!!
顔真っ赤だし、少し下がった眉も可愛い。
さっきからチラチラ見てたのはそういう事か〜。
あなた「もちろんあるよ。はい、これ。」
私がチョコレートをあげると、一層顔を赤くして、それでもまっすぐこっちを向いてありがとうございますと言ってくれた。
ちなみに私があげたのは、桃色のラッピングをした、トリュフチョコ。
1口サイズだから、簡単に食べれるし、見た目がちっちゃくて可愛いから選んだ。
にこにこしてるアストルフォが可愛かったけど、この後は用事があるから行かなければいけない。
あなた「アストルフォ。私、用事があるから、そろそろ行くね。また今度。」
私が手を振ると、アストルフォは少し寂しそうに笑った。
アストルフォ「...はい。また、今度。」
私たちはお互いに手を振って別れた。

次はいつ会えるかな。
今度は、何をあげようか。

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