ピーンポーン
あけると甚平をきた壱馬先輩が立っていた
壱馬先輩なんでも似合うな〜
うらやましい。
ってあれ?壱馬先輩なんか、フリーズしてる??!
私たちはお祭りまで何も話さず歩いた
だからなのかやけに緊張する........
お祭り会場に着くと人で込み合っててなかなか前に進めなかった
壱馬先輩が手を差し出してきた
そういってわたしの手に壱馬先輩の手を重ねてきた
やっぱりわたし壱馬先輩に少しずつ惹かれてるのかも........
たこ焼きを買ってベンチに座って2人で食べ始める
壱馬先輩がわたしの顔を心配そうに覗く
それよりも至近距離にある壱馬先輩の顔の方が気になる、、
本当に綺麗な顔立ち........
わたしが見入っていたら
咄嗟に目を逸らした
わたしは花火に浮かれながらたこやきを頬張った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。