riku side
俺は いわゆる 不良になるのかな。
勉強も出来なくて 喧嘩もよくして。
もう自分でも 呆れるくらいの人間。
さっきも 学校なのに 喧嘩してしまって
いつもより 傷が痛む。
すると 誰かが俺の目の前にやってきて
それは クラスメイトで学級委員の 得能勇志だった。
こいつは あまりパッとしなくて クールなイメージ。
いつも窓の外を見ているような奴で
まだ1回も話したことがなかった。
今は授業中で 本当は誰もいないはずなのに
なぜか学級委員のこいつがいて びっくりした。
初めて顔見て話したけど めっちゃかっこよかったな。
話したこと無かったのに なんで勉強教えてあげるなんて
言ってくれたんだろう。
頭良くて ずっとクールな奴だから 逆に気になって仕方がない。
この日から俺は 得能勇志という人間のことを
すごく気にしていた。
✮⋆˙
次の日 俺は いつも通り学校に行き
教室に入るだけ入ってみた。
もちろん 得能勇志はいて いつも通り 窓の外を見ていた。
実は 俺たちは 隣の席同士で 隣の席なのに
一度も話したことがなかった。
たわいもない会話をして 授業が始まった。
最初は やる気があって 質問してたけど
久しぶりの授業だからか 途中から段々疲れてきていた。
やっと 授業の終わりのチャイムが鳴って
眠気が覚めた。
✮⋆˙
あれから 学校が終わって
一緒に帰ることになって 靴箱まで行くと
外は雨が降っていた。
入ろうなんて言ったけど こいつがイケメンなこと忘れてた。
2人の距離は ほぼ0cmで。
横を見れば もう相手の顔の状態。
初めて笑った。
俺の前で 1回も笑ったことがなかった。
初めて笑った顔を この距離で見れるなんて。
なぜか 嬉しい気持ちでいっぱいだった。
yuusi side
今日は 俺にとって 最高の思い出になる日だと思う。
だって さっき 初めて隣の人が 俺の名前を呼んでくれた。
名前呼んでくれて嬉しい なんて言えない。
俺の気持ちは
なぜか 嬉しい気持ちでいっぱいだった。
✮⋆˙
あれから りくは何日間か連続で 学校に来ていた。
なのに 途端と学校に来なくなった。
俺の隣は もちろん空いている。
この状況は いつも通りだったはずなのに
なぜか 悲しい気持ちでいっぱいだった。
学校に来て欲しい という気持ちと
なんでこんなこと思ってるんだろう という気持ちと。
俺たちは みんなに驚かれるほど 仲良くなっていた。
だからか りくが最近学校に来ていなくて
なぜかみんな 俺になんで来てないか聞いてくる。
そんなの俺が1番聞きたい。
連絡先は交換したけど 自分のプライドがあって。
送るのは抵抗がある。
授業中 先生に突然そう言われた。
先生が そう言うということは 学校に来ているってこと。
俺は また探しに行った。
前は めんどくさいとか 学級委員だからって
任してくるなとか ネガティブなことばっかり思ってたけど
今は全然違う。
むしろ嬉しくて嬉しくて 心臓が鳴り止まない。
俺は探し回っていると やっとりくを見つけた。
けど りくは4人の不良グループに 絡まれていた。
りくは1人で 4対1の状態だった。
俺が目にした時には もう揉めていて
殴り合いが始まりそうな雰囲気だった。
りくの殴られてるところなんて 見たくない。
なぜかそう思って その瞬間俺の体は 動いていて
みんなの間に入っていた。
そう言った瞬間 そいつらは去って行った。
そう言われた時 俺の心臓は途端に早くなった。
顔はすごく熱くて 今にも爆発しそうなくらい。
この瞬間に俺は りくのことが好きなんだと分かった。
ずっと好きだった。
答えはもう決まっているはずなのに
なぜか言葉が出なくて 固まっていた。
それから 俺たちは付き合い
りくは毎日学校に来るようになった。
だけど1つ大変なことが出来た。
嫉妬深いところとか 好きって無理矢理言わせてくるところ。
これだけは大変なところ。
まぁ、そんなところも好きなんて
一生りくには言えない。
最初の投稿が 思ったよりも長くなってしまいました (><)
たくさんの リクエストお待ちしてます 👌🏻🩷














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!