牢屋へと向かう。
正直なことを言ってしまうと、
私は彼処が怖い。
囚人達は殺気立っていたりするからだろう。
もし、脱走でもされたら私は瞬殺されてしまう。
だから怖いのだろう。
でも、
私は人の感情を読み取るのが得意だ。
でも空気を読むのは苦手。
意味がないから、
あの人達は恐れている。
ナニカを。
わからない。
何を恐れているのか、
本当に恐れているのかですら。
牢屋
ーーー
"おかしい"
いつもだったら人が来ると時間関係なく五月蝿いはずなのに、
今はやけに静かだ。
何か問題があった…?
1つの檻の中にはボロボロになったあの子が居た。
思わず駆け出した。
何故か鍵が閉まっていた。
仕事の為に檻の鍵などは持っている。
でも鍵が錆びていたりして上手く開かない。
急いでるのにッ !!
ガチャッ
檻の鍵が開く。
呼びかける。
返事がない。
急いで医務室に連れて行かないと !!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!