心理は果てなき暗黒の海
この世界の人間は“個性”という名の能力社会で生きている
もしも扉の向こうの狂気の世界を知っていたなら
この“狂気”の探究に出たりなんかしないはず
皆、“狂気”をヴィランだと指し示したけれど
ある夜、私が幼かった頃
とある夢を見た
何者かが私を呼ぶ夢を……
新たな手掛かりが突破口になった
私の願いが届いたのよ
あの方に
やっとわかった
彼らは狂ったのでは無いのだ
ただ探究し、道を拓き
あの方を召喚したいだけ
あの日に見た無限の夢は
あの方が私と“契約”がしたいと言う伝え
こんな私を、“無個性”をあの方は欲しがってくれたのだ
私のすることは一つだけだ














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!