刺々しい “ 色 ” の中で、何とか重い頭をあげる
すると、あらびっくり
お殿様の特徴的なお顔がよく見える
絶妙に整えられた、クルリンとした髭に、
ワイシャツに、マント、
そして水玉模様のズボン(?) を履いている
正直に言ってめっちゃくちゃダサい
雑渡さんが右手で頬を包んで、
首を傾げて私に聞いてきた
雑渡さんの真似をして、
今までやってきた仕草をする
右手で頬を包んで、首を傾げた
やっと気づいたみたい
私が気になるのは、この異常な警戒心
ここまで強大な “ 色 ” は見たことがない
別に呪霊がどうとか、“ 色 ” がどうとかじゃない
シンプルに言動が嫌
あと顔が変
安堵のため息を気づかれないように吐く
まぁ忍者相手には気づかれてると思うけど
※多分無いです
あったとしても、殿が海外かぶれなだけです
なんだろう
すごく嫌な予感がする
これ以上あのお殿様に何も言って欲しくない

何かを言いかけたタエ子さんの肩を急いで掴む
なぜだか、こういう嫌な予感というのは的中する
主人の言うことは絶対













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。