第7話

実行
208
2024/06/23 08:24 更新
『…ねぇレオくん、今ドコ?』



そう、一言だけメールを送信した。





すぐに既読が付き、返信が。




『ドコって…○○駅の近く?だと思うぞ!』








…曖昧。






『わかった。ちょっとそこにいて。』



そんな一言を送り、俺はスマホの電源を落とした。


風が冷たそうだったから、いつも着てるコートを持っていく。





ったく〜…セナ、一体どうしたんだ?

急に場所なんか聞いてきて…


…会いたい、のかな。


…そりゃ〜、おれだってセナに会いたい!


いっぱいぎゅ〜ってして、い〜っぱい好きを伝えたい!




なんてったって、おれはセナがだぁいすき…

…いや、





愛してるから!




でも、セナにそれは伝えない!

セナが気づくまで、セナが、おれとおんなじ気持ちに
なるまで、






おれは、この気持ちを言葉には出さない。





でもそのかわり、い〜っぱい行動に示す!!














…セナ、気づいてくれるといいなぁ、







「…あ、いたいた…レオくん、」



あんたの姿が見えて安心したのか、ほっと胸を撫で下ろす。




「あ!セナ〜!」


そう言って、あんたは思いっきり抱きついてきた。


…チョ〜ウザいっ、やめてよねぇ…!!?
俺が、意識しすぎなやつだと思われたくないんだけど…



「…?セナ?顔赤いぞ?」




…えっ。



あれ、俺、今顔赤いの!?



やばいやばい、バレちゃう…っ、もー俺!!表情管理しっかりしなよねぇ!?




「…熱とか、体調悪いのか?セナ〜…」




そう言って、あんたから目を逸らしてる俺の顔をじっと見て、俺を顎クイした。




…は、





…はぁーーーーーー!!???





やば、どきどきして、胸がきゅんっ、て…





…あぁぁ、やばい、やばい…!!!

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