第32話

。
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2026/08/18 03:09 更新





。
。
おい、七瀬
(なまえ)
あなた
ん、え、あ、はい
。
。
さっき…
(なまえ)
あなた
さっき?
。
。
衣装の件、助かった
(なまえ)
あなた
!





一瞬、七瀬が目を丸くする。





(なまえ)
あなた
どういたしまして…
。
。
別に礼を言ってるだけ
(なまえ)
あなた
分かってます





そう言って渡辺が先に歩いていく。





七瀬はその背中を見ながら、小さく笑った。






(なまえ)
あなた
…ちょっと進んだかな





すると隣から声がする。







。
。
何が?
(なまえ)
あなた
うわっ!
。
。
え、そんな驚く
(なまえ)
あなた
いや、急に後ろからくるから…
。
。
ごめん
(なまえ)
あなた
あ、いや…
。
。
その、俺もさっきの…助かった
(なまえ)
あなた
…
。
。
ありがと
(なまえ)
あなた
いえ、そんな
。
。
じゃ








(なまえ)
あなた
…よし
(なまえ)
あなた
焦らなくていい





まだ完全に元通りじゃない。



でも。



昨日より今日。



今日より明日。



少しずつでいい。



そう思いながら、七瀬はメンバーの後を追いかけた。

















午後の収録へ向かうため、メンバーはそれぞれ車に乗り込んでいた。






七瀬は全員が乗ったことを確認し、最後に自分もスタッフ車へ乗り込もうとする。








すると――







。
。
ゆあ!
(なまえ)
あなた
ん?
。
。
俺らの車乗れば?
(なまえ)
あなた
え、遠慮しとく
。
。
え、なんでよ
。
。
移動中に確認したいこととかあるし
(なまえ)
あなた
…ならしょうがない





七瀬はそのままメンバーの乗っている車へ向かう。



ドアを開けると、









。
。
あ、来たきた
。
。
あなたの下の名前そこ座りなよ
(なまえ)
あなた
え、どこ?
。
。
後ろw相手から
(なまえ)
あなた
あ~りょ


3人「りょ?」





(なまえ)
あなた
あ、えっと…今のなしで
。
。
え、なになに!?
。
。
めっちゃ気になるんだけど
(なまえ)
あなた
だから…
。
。
じゃああなたの下の名前も俺たちに打ち解けれたってことで
(なまえ)
あなた
…なんでもいいよ







そう言って乗り込む。





車内には、深澤、阿部、目黒、佐久間、渡辺、七瀬。






七瀬は膝の上にタブレットを置き、午後のスケジュールを確認し始めた。






(なまえ)
あなた
えっと、収録入りが13時半。終わるのが……
。
。
仕事モード入るの早くない?
(なまえ)
あなた
いや、確認しないと忘れるじゃん
。
。
あなたの下の名前、昨日も帰る直前までスケジュール見てたよね
(なまえ)
あなた
そうだっけ?
。
。
見てた
(なまえ)
あなた
私、そんな仕事人間だったっけ…
。
。
自覚なかったのw
(なまえ)
あなた
だってマネージャーだし
。
。
そう言うところだよなw
(なまえ)
あなた
…?






七瀬は首を傾げる。





その様子を見ていた佐久間が、ふっと笑った






。
。
相変わらずだな
(なまえ)
あなた
…!?






七瀬の手が止まる。





佐久間も少しだけ固まる。





。
。
…あ
(なまえ)
あなた
…え、どうした
。
。
いや……
。
。
なんでもない
(なまえ)
あなた
…そっか






七瀬はそれ以上聞かなかった。





けれど、少しだけ口元が緩む。




――相変わらず。




その言葉が、なんだか嬉しかった。




以前の自分を知っているからこそ出てくる言葉。



それだけで、少し距離が近づいた気がした。




そんな中___








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