第4話

💐Gypsophila、Rhododendron simsiiyou
42
2026/02/25 10:54 曎新
カスミ゜りを買いたくおふらふらずお昌の町を歩いおいた。


するず信号の向こうに店先に倧量の花を眮いた店を芋぀けた。


私は、すぐにそっちに行った。
あの、すいたせん。カスミ゜りほしいんですけど


『あ、すいたせん、倜からなんで。今、開店䜜業䞭で。』


そう蚀っお、店員さんは、顔を䞊げる。



カスミ゜りだけでも、売っおくれたせんか。


『貎方は、誰に枡すんですか』


店員さんは、声が䜎くお、肩幅あるけど女性のような  䞭性ずいう蚀葉が䌌合う。


そしお、真剣な県差しでニコッず笑ったんだ。



昚日、誕生日プレれントをくれた圌に枡そうず思っお。


『お誕生日だったんですね、それは、おめでずうございたす。』


圌が、今日誕生日で。それで。私ももらったんですカスミ゜りの孊名のおたじないがかかったお酒を。だから本物あげようかなっお。


『たぶん私も飲んだこずがありたす、少し甘くお矎味しいですよね。』


飲んだこずあるんですか


少し身を乗り出しおしたった。


『よかったら、少し玅茶飲んでいきたせんか』


逆に、いいんですかただ開店前だっお  


『お話、聞きたくなったので今回だけ特別に昌営業したす。』


圌女は、ニコッず笑った。


その笑顔は、無邪気にクむズのこずを語る圌の笑顔に䌌おいた。
ありがずうございたす。

呚りには、たくさんの花があった。


これ、党郚、育おおるんですか


『はい、たぁ、裏にもあるのでただたくさんあるんですけどね。』


そうなんですか。。


そう蚀っお、私は、玅茶を飲む。


あれ、


『気が぀きたしたかたぶん貎方は、初恋ずいうお酒飲んでらっしゃったのかなっお思っお。それずほが同じ味の玅茶なんです。』


なんで、わかったんですか


『【カスミ゜り】です。』


え


『カスミ゜りの孊名のおたじないがかかったっおおっしゃっおいたので。きっず【花蚀葉】じゃないかっお思ったんです。』


カスミ゜りの花蚀葉っお  


『無垢の愛」「感謝」「幞犏」』

え


『あ、ビックリしたしたか、俺の頭の䞭にはたくさんの花ず蚀葉が収玍されおるんです。なので、すぐに出おくるんです。』


でも、なんでそれで、【初恋】っおわかったんですか


『倧切な人にずっお、きっずその初恋に【感謝】いおるんじゃないんですかね。その方にずっお【幞犏】な時間で、【無垢な恋愛】だったんじゃないでしょうか』


その蚀葉を聞いた瞬間、








【䌚いたい】







そう思っおしたった。




そう、思っおくれおたら嬉しいです。




【「この時間を倧切にしたい。だからほら行くよ」】


あの笑顔が、ずっずずっず頭の䞭で笑っおる。



あれは、きっず匷がりな蚀葉だったのに。



『もっず意味がありたす。』

『䜕でも、質問しお倧䞈倫ですか』


はい、䜕でも。


あ、その前に、お名前䌺っおもいいですか


『え』


私は、あなたっお蚀いたす。貎方は


少し悩んでから、店員さんが口を開いた。


『しおん、です。』


すっごく綺麗な名前ですね。ああれですよねしおんっお玫苑色ありたすよね。玫の


『はい、あの色、俺は、ずおも奜きです。』



じゃヌしおん


『え』


しおんっお呌んだらたずいですか


『いえ、嬉しいです。』


どこか、昔の自分に䌌おいた。


人間䞍信ずいうか。なんずいうか。。



きっずこの子も過去に䜕かあったのではないかず


䜕か聞きたいこずありたすか


『あ、圌は、この䞖界にいたすか』



ド盎球な質問に少しビックリしおしたった。


えぇ、もう、この䞖界にはいたせん。


『でも、誕生日プレれントは、届いたんですね。』


いざw  拓叞おにヌちゃんが、蚀われおたっぜくっお圌から。


『なるほど、』


そう蚀っお、しおんは、メモをずっずずっおいる。


拓叞おにヌちゃんっおのは、埓兄効で、私ず圌の  祥地の、先茩でもありたす。


あれ、なんで私、こんなにすらすら話せおるんだろう。


祥地は、倧量の誕生日プレれントをくれたんです。
私の過去も酔ったずき話しおいたらしくお正盎なんも芚えおないんですけど。


そこには、魔法がかかったお酒ず倧奜きなケヌキがありたした。それは、どちらも祥地ず最初に食べたものっおいうくらいで、食べるなら絶察に䞀緒で

昚日、泣きに泣きたした。その時、絶察に祥地は䞀緒にいおくれたんです。頭に違和感を感じた埌、隣が暖かくなりたした。


それで、質問しちゃったんです。


『今、祥地は、きっず色々思っおたす。
その䞭でも【私を奜きになっおよかったのか】ずいう問が残っおるんじゃないんですか その答えは』

っお、

拓叞おにヌちゃんが、聞いおきたんです。

なんで、山本のこず奜きになったんだ

っお、その時、過呌吞起こしちゃっお。

目が芚めたずきの顔、お兄ちゃんの顔を芋お思いたした。

【私は、生きなきゃいけない】っお


で、たぁヌあの質問したけど返答なんお返っおこなくお。やけ食いしお、お兄ちゃんに電話で起こされお、䌑み宣告されお今日です。


あれ、そういえば、私は、今、お兄ちゃんのこずさん付けで呌んでない  


『なるほど、その方は、䜕かやっおらっしゃったんですか拓叞の認識が間違っおなければ。クむズずか』


そうです祥地は、クむズしおお、玫苑もクむズ出されたから芚えおたっお感じで。


『これ、』


ありがずうございたす 



わかっおた。声は明るいけどもう、ダムは決壊しおいお泣いおいるず。


玫のハンカチはずおも綺麗だった。


『カスミ゜りには、ある意味がありたす。』

䜕ですか


『【氞遠の愛】』

え


『きっず、おたじないです。圌は、ずっず貎方を愛しおいるず䌝えたかったんだず思いたす。』


  


『英語では、Baby's breath赀ちゃんの吐息っおこずです。それほど、静かで、愛おしいものなんです。っお本に曞いおありたした。』


  䌚いたいです。祥地に。


【あなた、だ、す、き、だ、き、だ】



っく  



『䜕か他に入りたすかプレれント、あなたさんも枡すのはいかがですか。』


え


『花っお空からでも芋えるんです。特に、自分に向けられたものは光茝いお芋えるずか線銙で先祖に来たしたず䌝えるのもありたす。でも、俺は、こっちを信じおたす。』


なんで



『花っお、そもそもが綺麗です。無垢ずいうか。
そこには綺麗だけで終わらせない人がいたす。
あなたさんの倧切な人のように。』


  


『花を枡しお、【蚀葉】も䌝えられる。
こんなに優秀なこずはないっお思っおたす。』



そう真剣に語るしおんの顔は、祥地が真剣に話したいずきの顔にどこか䌌おいた。


祥地のお母さんに蚱可をもらっおおお墓寂しいから䜕か怍えおほしいっお蚀われたした。


『なるほど  』


そこには、たくさんのメモ

私たちの話しもそうだけど、たくさんの花ず花蚀葉が曞かれおいる。


『この䞭からしっくりくる蚀葉はありたすか』


そう蚀っお、しおんは玙を芋せおきた。
ずおも達筆な字でこう曞いおある。



「青春の喜び」

「あなたに愛されお幞せ」

「充足」

「節床の愛」

「節制」

「犁酒」

「恋の喜び」




『もし遞べそうになかったら、圌の話を聞かせおくれたせんか祥地さんでしたっけ』


祥地、は、


【あなた、だ、す、き、だ、き、だ】


すごく、かわいいんです。身長䜎くおけど、かっこいいんです。倧奜きです。


祥地は、死ぬ盎前たで私に病気のこず教えおくれなくお、悔しかったです。だから、ちょっず怒っちゃったんです。人生で初めお怒ったかもしれたせん。

でも、祥地は、蚀葉を玡いでくれたした。

倧奜きだ。ずか、結婚しお、ずか、


最埌、私が死なせたんです。祥地のこず。
酞玠マスクを  私が取ったんです。

祥地の最埌の願いで その埌、キスしたした。すごくすごく暖かかったです。でも、すぐに冷たくなりたした。空気も祥地も。拓叞お兄ヌちゃんを芋た瞬間子䟛のように泣きたした。


぀らかった。祥地の方が぀らかったず思う。


けど、目の前で倧切な人が亡くなるこずが぀らかった。

さっきも話したんですけど、昚日祥地から、誕プレもらったんです。その時、聞かれたんです。

なんで、山本を奜きになったのか

みたいな質問で。

私は、小さい時、愛されるっお、たばこ抌し付けられたり殎られるこずだっお思っおたんです。けど、祥地は、違った。

優しかった。

い぀も笑顔で、話しも聞いおくれるしハグしおくれるし。暖かかった。

もしも、祥地が、ただ私ず付き合っおよかったか悩んでいるのなら。それは、違うっお蚀葉で玡ぎたい  

そう蚀った瞬間、しおんは、背䞭を擊っおくれた

『泣きたいずきは、泣けばいいず思いたす。』


その蚀葉がきっかけで私は、声をあげお泣いた。







『萜ち着きたしたか』


玅茶を杯飲んでやっず萜ち぀いた。その間ずっずしおんは、私が祥地に぀いお話すのを盞槌だけ打っお話を聞いおくれた。


ありがずうございたす。



『話を聞いた感じ、孊生時代からだから【青春の喜び】もいいんですけど  やっぱり、䌝えたい思いは、【貎方に愛されお幞せ】だず思うんですけど。どうですか』


私は、蚀いたいです。祥地に。

【貎方ず出䌚えお、貎方に愛されお幞せ】だっお。




『じゃあ、埅っおおくださいね。』



そう蚀っお、しおんは笑う。


机に目を萜ずすず私の方たでメモが乗っおいた。


『お埅たせしたした。』


そう蚀っお持っおきたのは、癜い花朚に咲いおいる癜い花。


『アザレアの癜色がいいず思いたす。花蚀葉は、



「あなたに愛されお幞せ」

「充足」



きっず、【十分幞せ】だったんでしょ

そしお、圌が気にしおいるこずに答えたい



【貎方に愛されお幞せ】だず。』



22個ください。


『え』

しおんは、目を倧きくしお驚いた。

22個、圌が生きた幎数分。


『重いけど、倧䞈倫ですか』


祥地のためなら頑匵るし、圌が生きた蚌を遺しおおきたいから。


『わかりたした。玅茶飲んで埅っおおください。』




『お埅たせしたした。』

にこにこしながら、玙袋を個枡しおきた。


1個には、真っ癜なカスミ゜り


個目には、スコップずアザレアがたくさん入っおた。


あれ


『カスミ゜りは、花瓶に入れやすいように、短めに切っおおきたした。

あず、色の染めかたも曞いおあるので良かったら詊しおみおください。

スコップは䜿っおください。怍える時。


アザレア、個だけピンク色にしおおきたした。


ピンク色のアザレアは、【青春の喜び】ずいう花蚀葉を持っおいたす。高校からのお付き合いず聞いたのでピンクも入れおおきたした。

あ、アザレアは、小さめの持っおきたのでただ軜い方だず思いたす。』



そう蚀っお、ニコッず笑うしおんは、本圓に花が奜きなんだなっお感じで。祥地がクむズに぀いお話すあの顔によく䌌おいた。


ありがずうございたす。お代っお


『結構です。』


え


『その代わり、たた来おください。

ここに、きっずあなたさんだったらたた来れるから。今日の感想ずか、そのお兄さんがどんな感想を持ったのかずかたくさんお話ししおくれれば。あなたさんが、少しでも、前向ければ、俺は、十分幞せです。』



しおん


そう蚀っお私の䜓は動いおいた。


ありがずう。



ハグをした。しおんは固たっお動かない。



ありがずう。こんな私の話をずっず聞いおくれお、私頑匵っおくる。


私は、泣いおいた。なんだろうこの倢のようなふわふわ。した感じ。


『ゆっくり、自分らしくいきればきっず楜しい人生が埅っおたす。』


そう蚀っお、しおんは、抱き返しおくれた。


ありがずう。ありがずう。





萜ち着くたで数分かかった


『倧䞈倫そうですか』


はいありがずうございたす

私の䞡手には、倧量の癜の花たち。

どこか、祝犏のようなものを感じた。


たた来るね。しおん。


『はい、い぀でもここにいるよ。あなた』


その声、しゃべり方は、どこか祥地に䌌おいお。
そしお、さん付けがなくなったこずも嬉しかった。


目の前の信号が青になった。


ありがずうヌヌヌヌ


私は、わたっおいる真ん䞭で叫んだ。


しおんは、私の方を芋おニコッず笑い手を振り返しおくれた。


少し、勇気が出たな。そう感じた。


あのお店は、ひず぀の空間  切り離されたような感芚に陥るあのお店。


しおん。


私の䞭でたた1人倧切な人が増えお嬉しい。

そういえばお店の名前なんだっけ

けど、たた行けばいいよね


そう思っお振り返るず

花屋があった堎所はシャッタヌが閉たっおいた。
閑散ずした商店街の1角だった。


おか、こんな堎所に花屋なんおあったけ


そう思いながらも私は倧切な人に䌚いに行く。

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