数日後…………
私達の学校は、1週間の中期休みに入っていた。
お兄ちゃん達は、他の人よりも、『私自身』を見てくれた。
でも、ごめんね。
何も話せていないよ。
あの時、悠兄、いふ兄、ない兄は、全員を面倒見るって、はっきりと言った。
すごく嬉しかった。
__________家族やし、あなたの下の名前と一緒に暮らしたい
親戚のおばさん達はみんな、私の才能に、惹かれていた。
そして、私の、いい子な姿に。
私、本当は、そんなにいい子じゃないのに。
いい子を演じてるだけなのに。
ピピピピピ(目覚まし時計)
悠兄達と7人で暮らすようになってから、朝が憂鬱じゃなくなった。
まあ、今は、休み明けにある定期テストのせいで憂鬱だけど。
悠兄達だって、………私の才能に期待してるだろうし。
『他の人よりは』、私の内面を見てくれるけど。
完璧じゃないと、居場所なんて無くなるから。
う゛……………。
ヤバい、目眩と吐き気がする……。なんで急に。
苦しい………ッ
風邪……?
風邪気味だったのが、悪化した…?
昨日、寒い中夜中まで勉強してたから?………いつものことか。
ヤバい………ッ
苦しい……………………ッ
………お兄ちゃん達が来る前に、勉強を始めないと!
定期テスト前なのに、勉強してないなんて、知られたら…………。
また、お母様みたいに………、暴力を………。
だけど、苦しい…………ッ
Ifside
コンコン
勉強?なんで?
今のあなたの下の名前はすごく苦しそう。
ここで、大丈夫!って言わないと。
完璧じゃないと。
苦しい…………ッ
声が出ないッ………
え?
まずは、あにきとないこを呼ぼう。
ピピピピピ
なんで……、なんで、優しいの……?
高熱の辛さと、お兄ちゃんの優しさに涙が出てくる。
《帰宅》












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!