学校に来て二日目。
はーーい!!
初めての授業が始まろうとしている。
今日は技術の授業である。
なんとユラフ先生が1日目から担当されるらしい。
今日もみんな楽しそうと思うばかりにざわざわしはじめた。私も正直好奇心をくすぐられた。
先生がそう言い終わったとたんみんな教室から走り去ってしまった。
歩いて行くと森が見えた。たくさんの生徒があつまっている。
みんな徒競走のように走る体勢を立てた。
よーい……
ドン!!
音が鳴った。スタートだ。
私達は走り出した。森は意外と物騒な感じには見えない。後ろでユラフ先生が手を振ってくださっている。そろそろ着く…………森へゴール!!!
と思ったらさっきまで通っていった道が木でふさがれてしまった。
ボサボサした毛の化け物が目の前に立っていた。
バシャン!
なんとランさんが水を召喚し、魔獣に当てた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!