ゴンッ
あなたの目の前には頭から出血しているさとみくんの姿があった
バタンッ
ひたすらにあなたは倒れたさとみくんの前に座っていることしか出来なかった。。。
なーくんは的確に指示を出し
ころんくん、ジェルくんはさとみくんに呼びかけたりしている
莉犬くん、るぅとくんは何かの準備に行った
私は?
私は……
何も出来ない
あなたはひたすらに走った。何も出来ない罪悪感、劣等感に押しつぶされそうだった。
なーくんがあなたの手を掴む
バッとなーくんの手を振り放してまた走り出す
なーくんはあなたの方を見てさとみくんの方へ走り出した。
…………
ガララ
幼少期のあなたが帰ってきて見た光景は母と父が言い争ってる風景だった
愛していた母から放たれた言葉はあなたにとって雷が落ちるくらいの衝撃だった。
…………
あなたは立ち止まって近くの道路を見る
あなたが、点滅してる信号に歩き出す
車があなたに向かってくる
クラクションの音なんて聞こえない
ひたすらに聞こえたのは
あなたの心が泣き叫ぶ声だった。
プップー(クラクションの音)





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!