照side
廊下に出ると…
そう言うと3人はどこかに行こうとしたが、たまたま櫻井先生が教室から出てきた。
櫻井先生はそう言うと分厚いプリントを預かっていた。櫻井先生が預かると、3人は行ってしまった。
そう言っていた。
そこへ、慌てたように目黒と向井とラウールって奴の担任の笹原(ささはら)がやってきた。
だからあの量なのか…。櫻井先生のことを信頼している訳じゃないが笹原先生のことはもっと信頼出来なかった。
笹原はそう言うと納得はしてなさそうだったがその場から居なくなった。
目黒、向井、ラウールってどっかで聞いたことあるんだよな…と思っていると…
あっ、それで聞いたことあったのか。
そう言うと、櫻井先生は教室の中に入っていった。
この時の俺は意地を張っていたのかもしれない。
そんな時だった。あんなことが起きたのは…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!