第5話

第01話 3人組
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2024/02/27 11:00 更新
コンア
コンア
……
コハク
コハク
涼しー…
シオン
シオン
あの時思い出すわ…
僕__コンアは昔の事を夜風に当たりながら思い出した。
あの時も、確かこんな風に3人で夜風に当たってたな…。





…最初は、普通に暮らしてた。
けれど、ある日を境目に、僕達の日常は奪われた__。













パキパキパキパキバリバリバリピシパキパキパキパキ…

ドッッッッカン!!!!!
コンア(幼少期)
ぎゃあっっ……
コハク(幼少期)
うわっ…!?
僕達が成人したあの日、突然晴れていた空から雷が僕達2人に直撃した。
そして、僕達は住んでる村の神様の【器】というものになったらしい。

【器】になれるのは一人だけだが、
きっと今回は近くにいたからとちらかが巻き沿いを食らったと言われた。

そのせいで、仲の良い姉妹と言われていた僕とコハクは離れてしまった。



どちらかが本物だが、本物かどうか分からなかっ時。

村の人からこう言われた。
村の人
"化け物だ"
…と。
村の人はまだ幼く、髪の色が違う僕達を怖がった。

初め、他の人は説明したが、「化け物」と言うひとは次第に増えていった。




そしてとうとう。
村の人
"村から出ていけ!"
村の人
"死に値すべきだ!"
村の人
"消えろ!消えろ!"
村の人
"ここに居る意味なんか無ぇ!"
村の人
"出てけ!出てけ!"
僕達が「化け物」だと扱ってきた。


離れていた僕達は、死刑台で久しぶりに出会う。
こんなところで会いたくなかったな……
そう思っていると、突然血飛沫が上がる。


僕達2人の物じゃない。


……村の人の物だ。
シオン(幼少期)
僕の器を壊してどうする!!
「僕の」と言ってることから、【神様】だと分かった。

村の人は一人を除いてどんどん血飛沫を上げ、倒れていく。
コンア(幼少期)
……
コハク(幼少期)
……
恐ろしくも、怖くもなかった。

僕達は、顔に幸せの笑みを浮かべていた。
シオン(幼少期)
………お前のせいか
そう言って指差したのは、化け物だと1番初めに言って、何故か一人残っていた人だった。


…これはあとから聞いた話だが、
そいつが…そいつが僕達を処刑するよう言いだしたらしい。
つまりは、そいつのせいで人生がめちゃくちゃになった。
シオン(幼少期)
………チッ、逃げられたか……ん?
シオン(幼少期)
ああ、器か……
なんか可哀想だしなー…
シオン(幼少期)
やっぱ他のモンにするわ
そうニカッと作った笑みを浮かべて何処かへ行こうとする【神様】。


僕は何故か、その神様を引き止めた。
そして、提案した。
コンア(幼少期)
一緒に、復讐しないか?
ついてこないか?
シオン(幼少期)
……へぇ
シオン(幼少期)
僕の器は?どうするの?
そこの……友達を売るの?
コンア(幼少期)
友達じゃなくて家族だ
コンア(幼少期)
…器は猫でいいだろう
そう僕は言って、人が倒れている中、生き延びている猫を指さした。
シオン(幼少期)
確かに、生きてるものんね…
そう神様は言うと、猫に近づき、体が消えていった。


これが【憑依】だ。
そして、【神様】は猫の姿で喋り始めた。
シオン(幼少期)
意外と便利だ、これ…
運動能力上がってるし……
シオン(幼少期)
種族的に【器】なのか?
シオン(幼少期)
あ、そうそう、君の提案受け入れるよ
シオン(幼少期)
僕もちょうど、あいつに恨みがあってね
シオン(幼少期)
よろしく
そう言って、手を出した。
コンア(幼少期)
…よろしく
コハク(幼少期)
…僕も忘れないでよね
3人…2人と1匹が、握手のように手を重ねる。
シオン(幼少期)
あ、僕のことは【神様】じゃなくて…
名前つけてよ
コンア(幼少期)
シオン(幼少期)
随分前にここを救っただけなのに
英雄だ神様だ言われてね…嫌いなんだよ
コンア(幼少期)
……じゃあ毛が紫だから"シオン"
シオン(幼少期)
シオンか!
ありがとな!
コハク(幼少期)
……これからどうするの?
コンア(幼少期)
うーん、とりあえず旅して仲間を増やそう
シオン(幼少期)
そうだな…
シオン(幼少期)
後は凶暴だとか言われてる…
"ポケモン"達も仲間にするか?
コハク(幼少期)
どうやって?
シオン(幼少期)
簡単だ、
僕の固有能力があってね…
シオン(幼少期)
君たちも【器】になったから
持ってるはずさ
シオン(幼少期)
なんとなく…そういえば、ってわかるはず
コンア(幼少期)
……ぁ、たしかに、
僕はポケモンに好かれる能力だ
コハク(幼少期)
僕はポケモンの事を知れる能力だ
シオン(幼少期)
僕はこれまでの【器】が取得してきた全て使えるんだ…
例えば、従わせたり、場所がわかったり…とかね
シオン(幼少期)
にしてもその2つは初めてだ
コハク(幼少期)
そうなんだ…
コンア(幼少期)
……じゃあ僕の誘き寄せて、
コハクので調べて、シオンので捕まえて
シオン(幼少期)
分かった
コハク(幼少期)
シオン、居場所は?
シオン(幼少期)
あ…近くにいるぞ───・・・










































そして初めてポケモンをつかまえて、しれた時。

真っ暗な中、2人と1匹で寄り添った時…
夜風に当たっていたな………。




にしてもその後、シオンは猫又になって人に変われるし、今じゃコハクも博士と同等の知識を持っている。
僕は昔から何も変わってない。
時間がどんどん過ぎてくだけ。
ポケモンに好かれるだけで、何も出来ない。

……お荷物だな。
コンア
コンア
……思い出すわー、あの時
シオン
シオン
まだ猫にしかなれなかったあの時なー…
コハク
コハク
コンアがシオンに取られると思ったあの時かー…
2人共凄い覚え方だな………
コンア
コンア
……
僕は、昔から変わらない。


けれど、今…今、変わるべき。




今、言うべき。


いつか、じゃなくて……今。
コンア
コンア
なぁ…………
そう、大丈夫、言うんだ………
"グループを作ろう"、って─────・・・・・・















               next…。

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