そうつぶやき、僕はルナの居る学校へ向かう。
後ベネノもか。
にしてもこの島には一個しか学校が無いんだよなー。
もっと学べる場所を作るべき。
キィィイ……ときしむ音を立てて門を開ける。
その音と共に、眼の前の暗闇から懐中電灯の光が見えた。
この先生がルナとベネノの事言うわけ無いよな…
見逃してるし。
僕達は寮に、もうひとりの先生は見回りに行った。
……にしても僕は皆が知ってる名前を出しただけなのに。
守りが甘いなぁ。
名乗ってないし、詳しいことも言ってないのに。
コハクにチクるか。意見求められてるし。
寮に行く間、ずっとペラペラと話された。
別にルナとベネノにしか興味ないし、どうでもいい。
怒った口調で言う。
……はぁ、この学校は駄目だ。
生徒の気持ちを考えてない馬鹿だらけだ。
そう思ってると、いつの間にか寮についていた。
そう言って扉を開けてくれる。
…が、しかしな。
僕は手刀で首元を叩き、気絶させる。
僕は2人にか興味無いんだ、
寮の部屋番号だけ見て勧誘する。
ただそれだけだ。
にしても酷い扱いだな。
今の寮に居ないことにされてる。
コハクは居るって言ってたのに。
……ベネノも同じか。
僕はそこから、ルナとベネノの部屋へ向かった。
運良く、2人の部屋は棟が対になっている。
コンコン、とノックをする。
そう小さく、声をかけられた。
扉の隙間から紙をいれる。
そう言って、廊下の窓から出て、反対の棟へ移る。
すがたをかえて。
間違えて、ベネノの部屋へ入ってしまった。
…咄嗟に姿を変えたが、これでもただの不審者。
窓を開け、二人で飛び降りて下にいるポケモンに飛び移る。
ポケモン…ガブリアスにつかまり、空を飛ぶ。
そして目的地に着き、ベネノを置いてまた出かける。
さて次は………レオか。
カランカラン~。
真っ暗な夜、丁寧に扉を開ける。
カチャ…カチャ…
夜食を食べる音が暗い店の中に響き渡る。
静かな店の中、二人は全く話さなかった。
そしてそのまま、僕は夜食を食べ終え、会計をした。
決まづい空気の中、カランカランと扉が開く。
…げ、ハクノだ。
目を合わせずに目の前を通ろうとすると…。
すっっっっっごい怖い笑顔で言った。
カランカラン。
扉から二人、出ていく。
協力だけに強力…か…
ボンッ、とボーマンダを出してまた飛ぶ。
レオの服のポッケにメモと住所と電話番号をかいた紙を入れて。
さて、お次はレオとリキか…。
ちょうど関わってるレオリキが関わってる組織、
コハクの下の奴らが暴走した奴だからな…。
僕のことを知ってるやつがいたら話は早いが…
念のため、姿かえるかー。
ドンドンドン、バッッッッコーン!!
…何を勘違いしているのやら。
僕があげるのは、"僕特性の毒入り"なのにな。
どんどん人が集まり、一人一人飴をもらっていった。
…やっぱこいつら嫌いだなぁ。
うるさいし。
ま、ボクのいうことを聞いてくれるなら何でもいいんだけどね~!
おっ…やっぱシスコンだな。
そういうの、嫌いじゃないぞ?
飴を食べながら、睡眠薬の入ってる飴を渡す。
…いやー、飴の材料に混ぜればなんでも作れる飴…便利。
一口だけだと、小量すぎて聞かないけど、
飴を嚙んでも舐めても、飴全てが口に入れば効く!
飴を皆が口に入れる。
…この飴は普通じゃない。
だから、飴を落としたとしても一度なめれば効く。
そういう効果をつけてるからね。
リーダー格らしき人が前に出る。
テキパキと即座に豪華なふわふわ椅子とミニテーブルに、
その上にあたたかいホットココアがおかれる。
犯罪を犯してなかったら、だけどさ。
ボクのその言葉に、周りの奴らが大盛り上がり。
グループのメンバーになる…それはすなわち、
ボスに認められ、地位がぐんとあがることだからだ。
ま、勿論こんなモブを選ぶわけがないけど。
これであの二人を出したら、まだ解毒剤はあげれる。
…が。
ほら、自意識過剰。
こんな規模の小さいリーダー格やってるだけで勘違いする。
だから犯罪犯してるんだよ、リーダーの甘さに甘えてさぁ。
ほんとそういうの嫌いだわ。
僕はボリボリバリバリと飴を噛む。
外野がうるさいなぁ…
ま、そろそろ毒が回る頃かね。
バタバタと人が倒れてく。
…………ひぇー、ちゃんと強い人にはいかない奴なのに誰一人として残ってないな。
ボーマンダを出して2人を乗せて、"あそこ"へ飛ぶ。
さーて、次次〜
くぁー、とあくびをしながら基地ヘ戻り、ベッドにインする。
next…。
































編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!