第82話

終わり
2,043
2026/02/24 13:25 更新
タクヤside

ユーキ
ふらついてんじゃん、倒れたらどうすんの
たくや
……でも


リョウガが、俯いたままぽつりと呟く。

リョウガ
……タクヤのこと、見れてなかった
たくや
……違ぇよ


声がうまく出ない。
それでも続ける。

たくや
俺が勝手に無理しただけだろ


リョウガが顔を上げる。
目、赤い。

たくや
リーダーだからって、全部背負うなよ
リョウガ
……


少しだけ間があって、震えた声。

リョウガ
……気づいてほしかった


その一言で、何かが刺さる。

リョウガ
俺だって、しんどいのに……


あの人も、同じだったんだ。


俺が「迷惑かけたくない」って思ったみたいに、
あの人も「迷惑かけたくない」って思ってた。

たくや
……バカ
リョウガ
そっちがな


弱々しいけど、ちゃんと返ってくる。
それだけで、少し安心する。

たくや
お前いなくなったら、俺ら迷子だわ
ハル
即解散です!
アロハ
方向音痴集団!
タカシ
あんたらさっきから何言ってんの


騒がしい。
でも、安心する。


カイが静かに言う。

カイ
リーダーとかどうでもいい
ユーキ
たくちゃんも、体調悪いならちゃんと言って
マサヒロ
はい、2人とも横になりましょうね〜


リョウガが、少しだけ笑った。
本当に、ほんの少し。
それを見て、力が抜ける。

たくや
……今度からさ
リョウガ
ん?
たくや
体調悪いとき、俺にも言え
リョウガ
……言ったら心配するだろ
たくや
するに決まってるだろ
リョウガ
……


少し沈黙。
それから、小さく。

リョウガ
……じゃあ、お前も言えよ
たくや
…はいはい
タカシ
いや、俺らにも言ってなー


そんなこと言われながら横にさせられる。


ソファに沈みながら、
視界の端で、リョウガがゆっくり横になるのが見える。


カイがブランケットをかけて、
ユーキがそっと電気を少し落とす。


騒がしかった楽屋が、
少しだけ静かになる。

たくや
(同時に倒れるとか、ダサすぎだろ俺ら)


でもきっと。


こうやって、
誰かが倒れたら誰かが支える。
それを繰り返して、9人で立ってるんだ。


目を閉じる直前、リョウガと目が合う。
小さく、頷き合う。


ちゃんと9人で立つ。
そのために、今は休む。
㊗️東京ドーム本当におめでとう!!!


東京ドーム決定の嬉しさにしばらく浸ってしまい、更新が遅くなってしまいました。



少しだけ自分のことをお話しさせてください。
数ヶ月前まで、いろいろなことが重なって、生きる意味や希望を見失い、何をしても楽しくない日々が続いていました。

そんな中で出会ったのが、超特急でした。
タカシくんの歌声に救われ、希望をもらい、もう少し生きてみようと思うことができました。
その超特急が、夢だった東京ドームを叶える。
その瞬間に立ち会えることが、本当に嬉しいです。
きっと今、さまざまな想いや考えがあると思います。
どの気持ちも間違いではないと思います。でも、言葉は時にナイフのように鋭くなることもあるんです。




" みんな違ってみんな最高、比べたって意味がない "
byメタルなかよし




この言葉のように、8号車みんなで手を取り合って進んでいけたら嬉しいです。メンバーには、どうか嬉しい反応や温かい言葉がたくさん届きますように。
改めて、東京ドーム本当におめでとう。
最高の景色を一緒に見られる日を楽しみにしています!



そして、また次の小説まで少しお待たせしてしまうかもしれませんが、他の作品も楽しんでいただけたら嬉しいです。

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