タクヤside
リョウガが、俯いたままぽつりと呟く。
声がうまく出ない。
それでも続ける。
リョウガが顔を上げる。
目、赤い。
少しだけ間があって、震えた声。
その一言で、何かが刺さる。
あの人も、同じだったんだ。
俺が「迷惑かけたくない」って思ったみたいに、
あの人も「迷惑かけたくない」って思ってた。
弱々しいけど、ちゃんと返ってくる。
それだけで、少し安心する。
騒がしい。
でも、安心する。
カイが静かに言う。
リョウガが、少しだけ笑った。
本当に、ほんの少し。
それを見て、力が抜ける。
少し沈黙。
それから、小さく。
そんなこと言われながら横にさせられる。
ソファに沈みながら、
視界の端で、リョウガがゆっくり横になるのが見える。
カイがブランケットをかけて、
ユーキがそっと電気を少し落とす。
騒がしかった楽屋が、
少しだけ静かになる。
でもきっと。
こうやって、
誰かが倒れたら誰かが支える。
それを繰り返して、9人で立ってるんだ。
目を閉じる直前、リョウガと目が合う。
小さく、頷き合う。
ちゃんと9人で立つ。
そのために、今は休む。
㊗️東京ドーム本当におめでとう!!!
東京ドーム決定の嬉しさにしばらく浸ってしまい、更新が遅くなってしまいました。
少しだけ自分のことをお話しさせてください。
数ヶ月前まで、いろいろなことが重なって、生きる意味や希望を見失い、何をしても楽しくない日々が続いていました。
そんな中で出会ったのが、超特急でした。
タカシくんの歌声に救われ、希望をもらい、もう少し生きてみようと思うことができました。
その超特急が、夢だった東京ドームを叶える。
その瞬間に立ち会えることが、本当に嬉しいです。
きっと今、さまざまな想いや考えがあると思います。
どの気持ちも間違いではないと思います。でも、言葉は時にナイフのように鋭くなることもあるんです。
" みんな違ってみんな最高、比べたって意味がない "
byメタルなかよし
この言葉のように、8号車みんなで手を取り合って進んでいけたら嬉しいです。メンバーには、どうか嬉しい反応や温かい言葉がたくさん届きますように。
改めて、東京ドーム本当におめでとう。
最高の景色を一緒に見られる日を楽しみにしています!
そして、また次の小説まで少しお待たせしてしまうかもしれませんが、他の作品も楽しんでいただけたら嬉しいです。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。