第9話

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2024/11/02 07:06 更新
古より契られた誓い。


神の力をその身に賜りし者が世界の歯車を回す役割を担う。


愛と生と死の神から力を賜った美桃家。


朝の神から力を賜った天黄家。


夜の神から力を賜わった紫月家。


火の神から力を賜った火磨家。


天気の神から力を賜った八水家。


植物の神から力を賜った緑屋家。


この六つの一族はこの現代より続いている。


神に最も近い人の子が存在するこの世界で“神様”とは何を指すのだろうか?


現人神である彼らか、はたまた彼らに力を授け天から見守っているとされている八百万の神々のことか。


神様と崇められる現人神の彼らは頑なに自分らは神ではなく人であると主張するのだ。


では、彼らの云うことが本当ならば“神様”は本当に存在するのだろうか?


否、いなくては困ると沢山の人が云うだろう_


なのに神殺しが行われているのだから皮肉なものだ。



第二章 天気の現人神と夜の現人神_

神様なんてこの世にいないよ。

神様の存在を否定するためにこの力を使うの。

あの日助けてくれなかった神様を呪うために。


望んで俺たちが神様になった訳じゃない。

‘’神殺し”?現人神は死んでも生まれるから?

だからって、命を奪っていい理由にはならない。



火と愛と生と死の事件が起きてはや二ヶ月。


暁闇三十三年 五月二十八日


現人神らが住まう屋敷の一室にて。
八水 孤雨
なーらんくん!
美桃 蘭
こさめどしたー?
八水 孤雨
ちょっと修行に付き合ってくれへん?
美桃 蘭
おっいいよー!どっちの修行?
八水 孤雨
んー、《御業隠蔽》の方でお願い!
美桃 蘭
りょ〜
火磨 鳴津
おっ、お前らまた修行か?
八水 孤雨
うん!こさめはまだまだやから!
火磨 鳴津
そんなことねぇけどな笑おれよりこさめのが上手いし
八水 孤雨
こさめはもっと頑張らなきゃなの
火磨 鳴津
そーか、ま、頑張れよ
八水 孤雨
ありがとー!
八水 孤雨
ってらんくんなににこにこしてんの。
美桃 蘭
んー、いや、なつは優しいし、こさめは頑張り屋さんだなぁって思って
らんくんは三月に起きたあの事件以降もっともっと大人びたように思う。

こさめたち五人のことを想ってくれてるのはわかってるけど、らんくんが遠い存在になってしまったみたいで少し寂しい。
火磨 鳴津
お前俺の親じゃねぇんだからさ笑
紫月 陰留真
お、また蘭が親面してんのかー?笑
火磨 鳴津
おっいるまじゃん笑そー笑
また蘭が俺たちの親面してんの笑
美桃 蘭
そんなんじゃないし別に!!
微笑ましいなって見てただけだよ
火磨 鳴津
それが親面なんや笑
紫月 陰留真
一瞬何言ってんのかわからんかったわ笑
お前みことみたいになってんぞ?
美桃 蘭
えー?そーかなぁ?
てかいるまはなんでここに来たの?
仕事かなんか?
紫月 陰留真
あー、まぁそんな感じ。
美桃 蘭
ふーん、
変わったのはらんくんだけじゃなくて、なつくんもいるま先生も。

なつくんはなんか、より剣の鍛錬を積むようになったし、いるまくんは隠し事が増えた。

みんなとの距離を感じるんよねぇ。
紫月 陰留真
じゃ、俺ちょっと部屋で書類とか捌いてくっから
火磨 鳴津
無理すんなよー
紫月 陰留真
わーってるよ笑
美桃 蘭
頑張りすぎないでね?俺のことも頼ってよ?
紫月 陰留真
お前には言われたくない笑
お前もしっかり休めよ?
美桃 蘭
はいはい、頑張ってね
八水 孤雨
いるま先生頑張ってなー!
紫月 陰留真
こさめもありがと笑
じゃ

そう言っているま先生は仕事しに行った。
火磨 鳴津
俺も剣の鍛錬にいってくるわ
美桃 蘭
おーおけ
頑張れよ〜
火磨 鳴津
うす
八水 孤雨
なつくんも行くのー?頑張ってね〜!
火磨 鳴津
おうよ笑



美桃 蘭
なつも行っちゃったね笑
八水 孤雨
なー!笑
2人も偉いな!
美桃 蘭
じゃあこさめ、修行しよっか
八水 孤雨
お願いします!
美桃 蘭
こさめだからって手は抜かないから。





修行の時の蘭くんは鬼なんです。





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