深呼吸をする
息を吸うたびに、羽が少し揺れる
それをも知らん顔でまた息を吐く
私は深く頭を下げた
お玉はぐったりとしている
口から水が零れ出る
私が喋り終わる前にルフィは殴りかかってきた
まぁ、仕方ないか
知らないヒトが少女を抱いていたら疑問に思うだろう
私は軽々とかわしてみせた
だがゴムのように私の顔面目掛けて飛んできた
ルフィはとても驚いている
私は”データ”だから実態がないのは当然
っていうのは言わないほうがいいか
お玉が目を覚ました
布団から飛び起き、あたりを見渡している
私は空を飛びながら考え事をしていた
まず実態をどう用意するか
そして誰の下につけばよいのか
弱いやつは楽しくないからあまり好きではない
どうせなら強い船長の下につきたい
私は飛びながらロジャーに問う
もういない ロジャーはあの日死んだ
そして大航海時代という功績を残して
私はあんたに忠誠を誓った身
文句は言わないが、あんたは何がしたかったんだ
海賊が盛り上がる場を作りたかったのか
自分を超える存在が欲しかったのか
まだみぬ冒険をしてほしかったのか
あんたがいないと意味がないだろう
あんたが処刑された日
全世界の海賊は盛り上がった
そして海へと船を出した
こんなこと契約にはない
ただ私の勝手な同情だ
私は昔、ロジャーと契約した
ロジャーの願いは3つ
1つ 海賊を楽しめる空間を創れ
2つ お前は花の中で準備をしろ
3つ ……
3つ目の願いはなんだっけ
くだらないことだった気がする
だから覚えていないのだろう
こんなに長い時間眠っていたんだ
記憶の1つや2つ抜け落ちてしまうことも仕方ないだろう
ルフィとお玉は怪獣に乗って店へと向かう
怪獣は懐いており、とても早いスピードで走る
お玉が指を指した先にはもくもくと煙が立ち上る
大きな工場だった
その工場から汚染された水が流されており、
お玉がその水を飲んでしまったのが熱の原因だろう
お玉は続けて説明する
カイドウはこの国の王のような立場で
その強さから誰も歯が立たないとのこと
こんなに川の水が汚いのならば、
農作物も育てることが不可能に近いだろう
だが返ってきた言葉は予想外のものだった
お玉の腹からは大きな音が鳴る
ルフィはキレ気味に話す
格差社会 大人が蔓延る世界
お玉は高熱のせいか、意識を失ってしまった
ルフィは慌てる
怪獣はまたスピードを上げる
さっきとは比べ物にならないほどのスピードで
すると女性の声が響き渡る
女と敵で鬼ごっこ状態だ
女は必死に助けを乞うが、敵の耳には聞こえてないように
全て無視されている
敵はお構いなしに突っ込んでいく
その時
緑色の髪の男性が突っ込んで
ボコボコにしばき倒した
私の能力レコードでお玉さんに仕掛けた
ルフィさんはすぐに勘付かれるかもしれないから
念には念をということだ
感動の再開と言ったところだろう
二人が揃えば千人力
最強といってもよいだろう
ルフィが目を輝かせながら肉を見つめる
よだれがたれ、今にもかぶりつきそうだ
ゾロは自信を持っているが、ここらにいる怪獣は
川の水を飲んでいる可能性が高い
だから人間にとっては毒なのだ
腹痛いで済ませるゾロも相当やばいが、
ソレを知っていて尚食べるルフィもやばい
そこには馬に乗ったカイドウの部下がいる
能力者で、強者だと聞いている
ホーキンスは麦わらと同じ最悪の世代の一人で
カードを使って戦う













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。