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第8話

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2026/03/28 09:26 更新
【橋本将生side】
橋本将生
ただいま・・・。
家に帰ってきたはずなのに、どこか落ち着かない。
橋本将生
もう今日はご飯食べて、さっさと寝よ。
俺は夕食の用意をすぐに済ませた。
橋本将生
・・・いただきます。
そして口の中に入れて、喉に通した。










橋本将生
ゔっ・・・!?
次の瞬間、強烈な吐き気が襲ってきた。
橋本将生
う、ううゔ!!
俺は慌ててトイレに駆け込んだ。
橋本将生
うぇぇっ、おえっ、ごへっ・・・!
そして口の中のものを、全部出してしまった。
橋本将生
はー、はー、はっ、
どうして。
俺はまともにご飯すら食べられなくなったの?
橋本将生
み、みず、
何とか水は飲むことに成功した。
橋本将生
はぁ、はぁ、はっ、・・・
橋本将生
どうしよ、
とりあえず俺は作ったご飯をラップにかけて冷蔵庫にしまった。
橋本将生
今日だけ、だよね、?
橋本将生
明日になったら、食べられる、よね、
そんな淡い期待を抱いた。


こんなふうになった自分を認めたくなかったから。
橋本将生
んん、ん・・・
朝。
目覚めの光が目障りな朝。


結局は、寝れなかった。
ずっとずっと、起きていた。
橋本将生
はーーーあ。
でも、今日も仕事があるのだ。
サボる訳にはいかない。


俺は作り置きの小さめのおにぎりをお腹に入れた。







橋本将生
んゔ、!
この感覚って。
俺はまたしてもトイレに駆け込んだ。
橋本将生
おえええっ、うえっ、うううっ!
ビチャビチャと汚い音が鳴る。
橋本将生
・・・嘘でしょ。
俺は呆然とする。


本当にどうしよう。
橋本将生
でも、行かなきゃ、
橋本将生
・・・はぁ、
あの後ゼリー飲料を買って、無理やり飲み込んだ。
吐き気はしたが、普通の食べ物よりはマシだった。
橋本将生
しばらく、これでいっか。
橋本将生
ぁ、でも、
お昼のお弁当、どうしよう。
橋本将生
・・・1人で食べるか、
まぁ、どうせ吐くだろうけど。
渡辺翔太
あれ、橋本くんじゃん!!
橋本将生
・・・翔太くん、
渡辺翔太
って、顔色悪くない!?
彼はすぐに俺に駆け寄ってきて心配してきた。
橋本将生
別に悪くないです、
渡辺翔太
いや、これは絶対に体調悪いでしょ!
渡辺翔太
ほら、正直に言いなさい!
橋本将生
顔色が悪いのは気のせいです。
渡辺翔太
気のせい、で押し通そうとしてるね??
彼は俺の顔をじっと見て、こう言った。
渡辺翔太
ねぇ、ちゃんとご飯食べてる?
橋本将生
食べてますよ。
渡辺翔太
本当??じゃあ寝不足は?
橋本将生
それもないです。てか体調不良なんてないですから。
渡辺翔太
その割にはテンションも低いし、顔色も悪いままだよ。
橋本将生
別に倒れるほどじゃないんで。
橋本将生
僕は収録がありますので、そろそろ行きますね。
渡辺翔太
あっ、待っ・・・
俺は翔太くんの呼ぶ声を無視した。


彼に迷惑なんて、かけたくなかったから。




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