第4話

第3話
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2026/01/16 11:01 更新
【橋本将生side】
橋本将生
はぁ〜〜〜、
あまりにも、気が重たい。


今日はあの話し合いからの初めての収録。


俺が原因になってしまったとはいえ、ぶっちゃけ上手くいく気がしない。
橋本将生
でもなぁ、休むわけにはいかないよね。
橋本将生
っし、行くしかねぇか!
俺は自分の頬をパンと叩いて、家を出た。
橋本将生
おはよう、ございます、
スタッフ
おはよーございます、
スタッフ
・・・。
スタッフさんからはすぐに目を逸らされた。
橋本将生
あ、あのっ、
スタッフ
それでさー!
スタッフ
えー、マジー?
橋本将生
っ、
人と人との信頼って、こんなにも脆く崩れ去ってしまうものなんだ。


そのことを、今更実感した。
橋本将生
はぁ、
仕方なく俺はソファに座る。
そして改めて自分のしでかしたことの大きさを知る。


一体どこで間違えたのだろうか。


もしもあの時ムキにならずにグッと飲み込んでいれば、違っていたのだろうか。
橋本将生
・・・でも、
きっとあの時に戻っても、同じようなことをしてしまう気がする。
橋本将生
何とか、しなきゃな、
でも、今のままでは話さえまともに聞いてはくれないだろう。
橋本将生
どーしよ・・・



菊池風磨
・・・あ、
寺西拓人
あ。
猪俣周杜
あっ、
橋本将生
あ、みんな、おはようございます、
3人
・・・。
橋本将生
っ!!
みんなは俺から離れていった。
菊池風磨
ーーー!
寺西拓人
〜〜〜!
猪俣周杜
_______w
橋本将生
・・・ぁ、
そして3人で話を始めてしまった。
橋本将生
・・・っ、
ダメだ。
ここで俺が被害者みたいな顔をしても意味がない。
橋本将生
その、みんな、
寺西拓人
ねーねー風磨、あっちで話さない?
菊池風磨
そうだな。
猪俣周杜
俺も行きます!
再び距離が離れた。


俺は悟った。
今のままでは、何もできないことに。
橋本将生
・・・っ。
俺は座り込んで、下を向くことしかできなかった。
佐藤勝利
おはようー!
松島聡
おはよう!
原嘉孝
おはよー!
篠塚大輝
おはようございます。
3人
おはよう!
おはようございます!
橋本将生
あ、おはようございます、
原嘉孝
3人とも何の話してたの?
佐藤勝利
教えてー!
菊池風磨
もちろん!
あっという間に4人も輪の中に入っていった。
橋本将生
あの、みんな、話したいことが、
松島聡
ちょっと、将生。邪魔。
寺西拓人
どっか行って。
橋本将生
でもっ、俺はみんなに、
菊池風磨
あっち行こうぜ。
猪俣周杜
はーい!
佐藤勝利
行く行くー!
ダメだ。
まともに話を聞いてはくれないようだ。


その時俺は、どうしようもない気持ちを抱えた。


今まで抱いたことのない、発散方法も分からない変な気持ち。
橋本将生
(・・・何なんだよ、)
この心を、どうしたらいいんだろう。
スタッフ
皆さん!そろそろ収録が始まりますので準備お願いします!
7人
はーーーい!
橋本将生
・・・はい、
スタッフ
はい、お疲れ様でしたー!
timelesz
お疲れ様でしたーーー!
収録が終わる。


それなのに、何の達成感も感じない。
菊池風磨
将生。
橋本将生
・・・何ですか、
菊池風磨
頼むから、ちゃんとしてくれよ。
橋本将生
・・・はい、
薄々感じてはいた。
俺がみんなから求められていない動きをしたことは。


それでも、俺にとっては面白いことをしたつもりだ。
橋本将生
(明日も頑張らなくちゃ・・・)
篠塚大輝
・・・なぁ、将生、
猪俣周杜
大輝ー!こっち来てー!
篠塚大輝
ぁ、
篠塚大輝
ごめん、俺行く。
橋本将生
うん、いってらっしゃい、
しのは何を伝えたかったのだろうか。


だが、今はそれどころではない。
橋本将生
(せめて仲直りはしたいなぁ、)
この願いは、叶うのだろうか。




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