前の話
一覧へ
次の話

第10話

第9話
308
2026/05/04 11:34 更新
【菊池風磨side】
最近の将生が、本当にイラつく。
橋本将生
あ、あのっ、風磨くん、
菊池風磨
何だよ。
橋本将生
その、謝りたくて、
菊池風磨
謝りたい?
菊池風磨
本当はそんなこと、思ってないんだろ?
橋本将生
ち、ちが、そんなことない、
だが、彼の言葉が薄っぺらく聞こえる。
菊池風磨
いい。来んなよ。
橋本将生
ぁ、・・・
俺は将生から離れていった。


謝るなら、ちゃんと本気で来てほしいものだ。
今の将生には、そんなものは感じられない。
声に覇気も感じなくなってきたし。
菊池風磨
あいつ、謝る気あんのかな。
佐藤勝利
さぁ。どうなんだろうね。
原嘉孝
あいつのことだぞ?分からねえよ。
猪俣周杜
ぶっちゃけ望み薄です。
寺西拓人
まぁまぁ周杜、もうちょっとだけ待とうよ。
松島聡
将生からは何か言われてる?
菊池風磨
たまに謝りたいって来るけど、なーんか上っ面だけっぽいんだよな。
松島聡
そっかぁ。それはいけないね。
俺たちがこうなってるのも、将生があんなことを言ったからだ。


俺たちには俺たちのやりたいことがあるし、個人の力もグループには必要なのだ。


将生はそれを蔑ろにしようとした。
それを俺たちは重く受け止めている。
菊池風磨
あいつは何がしたいんだろうな。
本当に、最近の将生は分からない。
菊池風磨
はぁ〜〜〜あ。
山田涼介
最近、ため息多いね。どうしたよ?
二宮和也
らしくないよ、風磨。
菊池風磨
いやぁ?別に大したことないっすよ。
山田涼介
いいじゃん。愚痴でもいいから、聞かせてちょうだいよ。
菊池風磨
分かりましたよ。
仕方なく俺は全てを話す。


話し合いで将生が個々の仕事を軽く見るような発言をしたこと。


そこから将生がうるさくなったこと。


突然大人しくなるも、彼は未だにこっちに謝ってはいないこと。
菊池風磨
最近の将生は何がしたいのか分かんないんですよね。
2人
・・・。
菊池風磨
あ、あれ、
すると、2人はなぜか難色を示した。
山田涼介
あの・・・それさ、多分橋本くん悪くないやつだよ。
菊池風磨
え、なんで、
二宮和也
他のメンバーがやりたくなかったのは分かるけど、その意見は別に個人を軽くは見ていなかったと思うよ。
二宮和也
むしろグループのことを見てくれていたと思うよ。
山田涼介
そうそう。
山田涼介
それに、橋本くんは謝ろうとしてくれているんでしょ?
山田涼介
それを受け入れないのもどうなのよ。
菊池風磨
えーーー。
だが、俺にはやっぱり将生がそんなに俺たちのことを思ってくれていたとは思えない。
菊池風磨
俺はそうは思えないっすけどね。みんなもそう言ってたし。
二宮和也
メンバー全員が賛成していたとしても、決してそれが正しいとは限らないよ。
山田涼介
風磨。
山田涼介
・・・手遅れにならないようにね。
菊池風磨
はぁ・・・。
俺にはその言葉が理解できなかった。


将生が俺たちのことを考えていた?
あの言葉からは、そうは考えられない。
菊池風磨
(本当な訳、ないよな。)
俺は特に気にしないことにした。




プリ小説オーディオドラマ