第11話

10.
254
2026/03/04 11:00 更新





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此方になります



時は進み、
あの試験から約一週間。






私は
国立ヒーロー協会の本部施設の中、
会議室の前に立っていた。





案内役のスタッフさんが
重そうな木の扉を手で示し、
小さくお辞儀して

今来た道を戻っていく。






…入れってことかな。








あなた
ふー…





今からヒーローと対面するという実感は
ヴィランとしても、
仕事場初出勤の人間としても
何だか緊張して

細く、深く
息を吐き出す。







あなた
失礼します



ドアノブに手をかけ、
ゆっくりと回しながら


私はそんな声を上げた。








扉を開けるや否や

目に飛び込んできたのは、
特徴的な色の頭の
椅子に腰掛ける青年たち。

佐伯さんはまだ来てないのかな、
姿が見えないけれど。




あなた
……!





…その中に、

確かに
黄緑色の、稲妻のメッシュの入った
黒髪の彼を見つけて

私は、きゅっと喉が閉まるのを感じた。








当然、
急に部屋に入ってきた人物に
注目が集められ

その
コーラルピンクの宝石を嵌め込んだみたいな瞳と
視線が、ぱちりと合う。







あなた
…ぁ、ぇっと
あなた
あなたの名字あなたの下の名前です、し…新人ヒーローの




何か言わなきゃ、と
口篭った末に飛び出た

人見知りの自己紹介時みたいな、
愛想や明るさのカケラもない声色で発せられた言葉の羅列。






私を見つめる赤桃色の瞳が、
ぱち、と瞬かれる。


そして…
























sik
アッ、あなたの名字さん”‼︎‼︎‼︎
あなた
ギャッッッッ⁉︎




後ろからかかった
聞き覚えのある爆音の声に、

思わず前のめりにすっ転んだ。







あなたの下の名前ちゃんがヒーロー本部にいる理由は次回明かされます🙌
まあほぼ予想ついてると思いますけど😅




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