こんにちは、稲架乃です
現在、私は旦那さんと念願の結婚式を行なっています
そんな私は、スタッフの相模さんに連れられて
教会の入口にやってきていた
この教会が神秘的な雰囲気を纏っているからか、
なんだか神という方に包まれている様な気分になった
入口の扉の前には神秘的な雰囲気の中でも
いつもと変わらない調子ではしゃぐ姉の桜がいた
私はそんないつも通りの姉さんを見て
くすりと優しく微笑んだ
私はそう言うと、
両親の代わりにテツくんの元まで一緒に歩く姉の手を
そっと取ろうとするとその手を下ろされた
私はそう不思議そうに姉さんの方を見つめると
姉さんはどこか緊張しながらも
春の陽気の様に穏やかで優しい笑みをこぼした
「もう良いですよ」と姉がそう一言、優しく言うと
私の後ろから誰かがこちらへ歩いて来る音がした
ゆっくりと後ろを振り向くと、“あの人”がいた
私はあまりの衝撃的な光景を見て目を見開き固まった
“あの人”がそう言葉を何個か紡いだ時、
私はドレスということを忘れ、彼の胸に飛び込んだ
“あの人”基私の義父である尚さんの登場で
私が目を潤ませて感傷に浸っていると
姉さんがしてやったりと微笑んだ
やっぱり、私の家族は人を笑顔にする才能がある
私はそんな嬉しそうな姉の笑顔と微笑む尚さんを
私は涙を堪えながら2人を抱きしめた
私はこぼれ出た温かい雫を拭い取り、
温かく優しい陽が降り注ぐ大きな教会の扉を
義父と姉と私で陽の光を浴びながら開き
暖かな陽だまりの中を一緒に歩き出した
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数時間後、神聖な場での誓いを終えた私と旦那さんは
先程の場所からお色直しをして披露宴会場に移動した
私は純白のドレスから一変、
美しい藤色の鮮やかなドレスを身に纏っている
因みに旦那さんは同じ藤色のタキシードを着ている
テツくんが可愛らしくおねだりをしてきた時は
何事かと思ったが、
お揃いの色の服が良いというおねだりだった
本当に私の旦那さんは幾つになっても可愛らしい
そう思いながら優しく微笑みながら
旦那さんの頭を撫でていると、
ことりと何か足元の方で音がした
なんと驚くべきことに、
可愛らしい一匹の狐が私達の足元に擦り寄っていた
毛並みは美しく艶やかでまるで絹のよう、、
私がそう惚れ惚れと狐さんを見つめていると
狐さんは嬉しそうに擦り寄って来てくれた
私はそう可愛らしさに見惚れながら、
狐さんの動向をにこにこと見守っていると
突然私達の周りを駆け出した
夫婦共々不思議に思いながら見ていた次の瞬間
狐さんがとんでもないことを叫びながら
旦那さんの足元に突進をして地面に伏せさせた
あまりに突然の出来事で私が叫ぶ間もなく、
目をまんまるにさせていると
会場の扉が大きな音を立てて開かれ
何やら沢山の方々が旦那さんに向かって
パイやら何やらを投げつける光景が生まれました
どうやらこの結婚式、波乱が起きそうです
あれ、愛しき我が子達も参加してる、?!
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N E X T ▶︎ ▶︎
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。