第228話

番外編🌿其の捌③
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2026/05/19 10:23 更新





梶裕貴
ギャァアアアアァァァアアァ‼︎‼︎‼︎







ぽんぽこ
梶、覚悟ォォオォオオォオオォッッッ!!!!!








榎木淳弥
ココ、学校の正門…









YOU
どんまい、受け入れな…








 部活終わりの帰り道、



 学校の窓の外から見知った2人組から声をかけられ、



 一緒に帰ろうと誘われたまでは良かったが、



 ぽんぽこちゃんが裕貴へのヘイトを溜めていたことを



 完全に忘れていてかれこれ数十分、



 正門前で怨恨鬼ごっこが繰り広げられていた









YOU
にしても、今日は忙しくなかったの?








 私はふと、隣にいる淳弥に声をかけた



 というのも淳弥と絶賛怨恨を向けられ追われる裕貴は



 こんな感じで喋っているが一応芸能人の部類である









榎木淳弥
今日はオフだから全然大丈夫!







榎木淳弥
あと、桜さんから伝言で今日はたこ焼きパーティーだってさ






YOU
たこパ!!!!!








 私がそう魅惑的な伝言を聞き目を輝かせていると



 不意にぽんぽこちゃんが裕貴を追いかけるのをやめ、



 どこかに声をかけていた



 まさかぽんぽこちゃん、霊体が見えるように…⁈と、



 冗談めかしたことを考え込んでいたが



 ぽんぽこちゃんが怪訝そうな顔をしていたので、



 喉元まで出かかっていた言葉を飲み込んだ



 


YOU
ぽんぽこちゃん、どうしたの?







YOU
珍しいね、怨恨鬼ごっこ中断するなんて






ぽんぽこ
いやぁ、、ね、?





 ぽんぽこちゃんはこちらを振り返りながら、



 なんだか煮え切らない顔で言葉を濁していた



 体調でも悪いのだろうかと思い、



 鞄の中にある救急ポーチを取り出そうとすると



 意外な人物から“あの人”の名前が出てきた







梶裕貴
ねえ、あなた





梶裕貴
さっきの紫髪の人って佐伯さん?







YOU
え、どうしてそれを、!?







YOU
って、さっき?????!!!!!









ぽんぽこ
梶ッッッ!!!!!







梶裕貴
アウチッッッッッッッッ‼︎







 「悩める複雑な事だから言わなかったのに」と



 中断していた怨恨鬼ごっこを早々に再開させ、



 先程よりも遥か遠く彼方まで駆けて行ってしまった



 残された淳弥と私は



 唖然とした顔で互いの顔を数秒見合っていた








榎木淳弥
あのさ、あなた









 何分経ったのだろうか、



 時間にしては数秒の時だったが永久の刻と錯覚する程



 淳弥が堰を切ったように此方を見つめ口を開いた



 




榎木淳弥
姐さん(あねさん)と梶さんが戻ってくるまで時間があるから、佐伯くんのところ行ってきな







YOU
え、?







YOU
いや、でも今放課後、、、







榎木淳弥
なんか、あなたが今行かないといけない気がする








榎木淳弥
それに本当に2人が戻ってくるまで時間あるから、、







YOU
た、たしかに…






 そう言いながら遥か彼方を見つめる淳弥は



 哀愁を漂わせながら鞄から何かを取り出した







榎木淳弥
ちょっと遅れるって桜さんには連絡入れとくからさ







榎木淳弥
話しかけるだけでもしてきな









 淳弥はそう言うと爽やかな笑顔を此方に見せて、



 私の頭を優しく撫でてくれた



 なんだか淳弥のエールで元気が湧いてきた私は



 彼に「ありがとう!」と伝え、



 急いで佐伯くんの走り去った方へ駆けて行った









 *・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*










  _________夕暮れ時の旧校舎の裏



  ________鮮やかな茜色が人を優しく包み込む頃



  _______________男が1人、蛇口を捻り俯いていた



  _____蛇口からは溢れんばかりの水が流れていた



  _________校庭からは運動部の逞しい声が聞こえる



  ________男はその声に反応を示すこともなく俯く









佐伯イッテツ
あぁ”、目痛い…









 幾分か収まった涙を溢れんばかりの雫で流し、



 持っていたハンカチで拭い取った



 まだ気持ちの整理はついていない、けど、



 明日からはいつも通りに友達として接せれば良い



 今日あったことは知らぬ存ぜぬで通せば良い







佐伯イッテツ
忘れれば、良い、










 _________男はそう何度目か分からない言葉を吐くと




 ________蛇口の栓をギュッと力強く締めた




 _________その時、どこからか自分を呼ぶ声がした




 _______その声は男の耳にスッと入り、




 _________自身を呼ぶ声と共に鼓膜の中で反響した












        “ 佐伯くん!! ”








佐伯イッテツ
ぇ、ぁ、?






 _________その声が聞こえた方を見ると、




 _______麗しの、愛しの其の人がそこにいた








YOU
ここにいた、!








 N E X T ▶︎ ▶︎









  ˚✧₊⁎❝᷀ົཽ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚






 すみません、ちょっと私生活がバタバタしてます💦


  定期的に投稿できるのが難しい状況です…モウシワケナイ…


  あ、そうそう、皆様にご報告が…!!















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  次回で曲パロは終わります🔚


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