仕方がないと手錠を持ってきて変態さんと俺の腕にはめる
時々手の甲が不本意に当たるからたまったもんじゃない
そんな事を言ったら変態さんが
すっごく!!きもっちわる!!
え?何こいつ余計嫌かもしれん!
なんか!背中が…ゾワゾワって!!
隣を見ないように変態さんと目を逸らす。
そういえば後から思ったんだが、
手錠痛くないんだよな…
引っ張られることないし
オレの歩幅と合わせてる?
なんだ?こいつ
こんなキモいのに紳士かよ
広いくとてつも長い廊下だが、
退屈とも思わない
そんな感じがした
この時に変態さんは変態さんから奇術師さんへと昇格したのだった
最初の場所から少し進み
少し古めの木のドアが3つ現れた
どれか1つ選びドアを開けるというもの
開けた先には犯罪者が居るのでそいつを倒して次に行けるという試験だった
変態さんと一番右のドアをゆっくりと開ける
先には何か強面さんが目の前にいた
そいつは床で正座をして
腰に刀をさしており、少し高めのちょんまげ
一瞬沈黙させるほどの気迫…
見ただけで分かる
こいつ…半端ねぇっ!
でも…うん、
俺等を注意した後
おっちゃんは刀を握り、鞘から刀がゆっくりと抜けてゆく
その抜けた後の刀は禍々しく
妖々と心の中では恐ろしいと感じているのに
心の中の何処かでおっちゃんが持ってる刀が美しいと思う俺がいた
そしてまた、心の何処かでこう思う自分もいた
『欲しい…』と
俺の目を釘付けにさせられた
やばい…あんな刀ずっと見てたら、
奪いたくなるくらい…
欲しいと思ってしまう、
俺は心の中で欲しいという欲を鎮めようと深呼吸をする。
だがおっちゃんが話し始めた
するとおっちゃんは見せつけるかのように刀を前に出し
話始める
とっさに出た言葉
俺はこんな事を言おうとしたのではなかったはずだった。
だが何故だろうか、後悔はみじんもしていない












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。