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第3話

冬が恋しいですね
16
2026/05/16 12:22 更新
仕事の合間、静かな時間
机に突っ伏し、ただひたすらにスマホをいじる
特に見たいものがある訳でもなく、スワイプするだけ
そんなどうでもいい時間に、突拍子の無い声が聞こえた
_@_
ねぇ
無視しようにも、できない距離で顔を覗かせてきた
_@_
ねぇってば
顔を上げれば予想通り昨日の子
飛
……なに
気づかれたくない感情をスマホの裏に隠すように、
口からは冷たい言葉が出ていた
_@_
暇でしょ
飛
決めつけないでほしいんだけど
_@_
暇そうだもん
間違っていないのが、静かに苛立ちを募らせる
飛
……そもそも、なんで此処に居るの
司令からの指示でできた休息
その間にまさか会うとは思いもしなかった
_@_
龍子ちゃんがさ、
飛
うん
_@_
会いたいって
飛
……は?
龍子は会いたがるような感傷的な奴じゃない
意味がわからず、現実味を帯びない言葉だった
_@_
来てるよ
高架下に目を細めると龍子が手を振っている
飛
……なんで
_@_
知らない
冷たいほどに、間を置かず返事を返される
_@_
でも来てるから
まるで無関心な響きで言われる
飛
めんど……
_@_
ほら
手首を掴まれ、腕を引かれて促される
飛
なんでお前も来るの
_@_
私も呼ばれてるから
飛
は?
_@_
LINE来た
いつの間に交換したのか

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