そう呟くのはこの世界の支配者、女神メテオールである。
退屈しのぎにこの地に降り立ったらしい。
木の影からそっと除く、ふわっとした笑みで女神を見るのは主人公のルシア、森からとてつもない光が見えた為、気になって見に来たらしい。
ふわっと綿菓子のような笑みで目の前の者が女神であると知らずに語りかける。
なんとも、主人公とは恐ろしいものだ。
女神は旅人と名乗ると丁寧にお辞儀をした。
女神の丁寧な挨拶を受け、質問を優先してしまうもすかさず丁寧に挨拶し、
女神の問に対して、丁寧に答える。王女が森に1人でいるなど不思議なことであったからだ。
王女が最初に質問した内容に関しては、女神も丁寧に答える。女神もあまり自分の力が現世に対してどういう影響があるのか理解していないようだ。
王女がふんわりと周りを魅了するような笑顔でそう答える。
旅人のふりをした女神は帽子を取り丁寧にお辞儀しては「失礼します」と述べて森の中へ消えていった。
そう言うと王女も城へ歩いて行ったのであった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。