えぇぇえぇ…
学園長の話を聞いて困惑中の私とユウ。
それと真反対に、グリムは目を輝かせていた。
花の街、って…あの輝石の国にある所でしたよね
ええ。
そこで魔法師養成学校の交流会を行う事になりましてね。
メンバーは誰ですか?
ローズハートくん、スペードくん
ブッチくん、アーシェングロットくん
バイパーくん、ハントくん、フェルミエくん
シュラウドくん、シルバーくん、ジグボルトくん
そこに相手からの招待として、ドラコニアくんとあなたさんです。
…私招待される程のことしましたっけ
知る人ぞ知る魔法師ですからね。
そんな凄い人だったの…???
んや、そんなに多く知られてないよ…
この学園の人数が約800人として、知ってる人は4、5人ぐらいかな…
取り敢えず…監督生くんも付き添いで来て下さい。
担当はトレイン先生なので大丈夫ですよ。
やったまともな先生(
では、荷物を準備してて下さい。
明日から出発ですからね。
承知しました。
はい!
分かったんだゾ!
*
さて、いよいよ出発ですね。
交流会に参加する皆さん、揃っていますか?
そう学園長が聞くと、各々返事をした。
そこにグリムが返事すると、その場が静まる。
…静まっちゃった。
…行く予定じゃなかったからね。
気配削除を使って私達は様子を見ていたが、その範囲外にグリムが出てしまった。
まぁ元々こうしろと言われていたから良いらしい。
すると
普段立ち入り禁止の珍しい場所にこそ、異世界への手掛かりがあるんじゃ無いかと!
なんて言った為、それを合図に気配削除の範囲を狭くした。
スタスタと皆の方向へ歩いて行き、「お邪魔します…」なんて遠慮気味に言うが
皆の表情は少し柔らかくなった。
…好きなんだろうなぁ。←
ユウでは無いか。
何故ここにいる?
…手に持った荷物、もしや……
はい。ユウくんとグリムくんにはアテンドとして、花の街へ同行してもらうことにしました。
グリムが「面倒見てやるんだゾ」と意気込んでいるが、そこにユウが
「面倒見られるの間違いでしょ…」と突っ込んだ。
…大変そうだな…しっかりサポートしなくちゃ、
そこにラギーくんやジャミルくん達が事実を述べ、イデアさん、デュースくん、ルークさんは喜んでいた。
…個が強い。(
ツイステッドワンダーランドを知る良い機会を得たね。共に学び、共に楽しもう!
そうですね。
花の街についての予習はしてきたよ。ユウ、分からない点は遠慮無く質問するように。
…ただ予習をしたとはいえ、僕も海外旅行は初めてだ。至らぬ点があるかもしれない。
本当は、もっと旅に慣れていて、歴史や文化に
精通している人が居てくれれば良かったのだけれど…
あ、その点は心配いりませんよ
話は済んだか。
あん?なんでトレインがここに居るんだ?
…話聞いてなかったんだね…。
此度の交流会での引率を任されたのでね。
げっ…!!
トレイン先生は輝石の国出身。
それに歴史や海外の文化にも詳しい先生です。
昔はフィールドワークも熱心にしていたとか。
それに…
学園長がチラリとこっちを見た為、爪先でタンッ、と地面を叩く。
魔法が解けると、皆の嫌がるような表情が驚きに変わった。
あなたさんも、それぞれ国の土地や道
それこそ文化や名物にも詳しいのでね。
これ以上に頼もしい引率者はいないと思って指名しました。
まぁあなたさんの場合はもう一つありますけど
それもこれも皆さんの旅を充実させる為…。
何せ私、優しいので!^ ^
そんな学園長の言葉をスルーしたトレイン先生が言い出す。
良いかお前達。
出発の前に大切な心構えを話しておく。
トレイン先生が説明する中、一年組が悲鳴を上げていた。
やばい…難し過ぎてもう分からない。
トレイン先生が引率になるなんて、予想外だったね…
良いね。くれぐれもマナーを守り、気を抜かないように。
…まぁ大丈夫だよ、先輩はいるし、最悪私に聞いて貰えば…ね。
…!!(デュース&エペル)
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- 青春・学園
ぶりっ子のフリっておもろくね?
『及川さぁぁん♡かっこいいですぅ♡』 (女にキャーキャー言われてっからって調子こいてんじゃねぇぞゴラ!) 『キャー!岩泉先輩ナイスキー♡』 (うぉぉ!!今のすげぇ!!) 『国見くんサボっちゃ、めっ!だよ!』 (センター分けの癖にサボんな) この小説の参考等は受け付けておりません。ご了承ください
favorite 317,547grade 16,669update 2024/04/24 - ファンタジー
グレートセブンに仕えておりました
別れてから … 何年が経ちましたでしょうか 。。 あのお方達に仕えて … もう何年か忘れましたが 最後に残したあのお方達約束を叶えるために 本日は NRCに入学させてもらいました 「 正直申し上げると あのお方達以外に仕えるなど 不愉快極まりない 」
favorite 5,884grade 1,476update 2024/05/03 - ファンタジー
転生先は嫌われ監督生
貴方様は100万人の中から選ばれました 。 ラッキーな貴方様はツイステッドワンダーランドの 住民として 、 転生出来ます 。 さぁ 、 いってらっしゃいませ 。
favorite 258grade 141update 4日前 - ホラー
【twst】もうあとには戻れません
…どうも、監督生です 入学してからはや半年、色んな先輩方にも優しくしてもらってはじめは順調かな〜とか思いました。 思いました。 これは私がおかしいのでしょうか…それともこの世界はそういうものなんでしょうか… どちらにせよあとには引けそうにないデス ヘルプミー
favorite 375grade 288update 2024/05/03 - ファンタジー
素敵ですね 復讐させてもらいます
全て知ってる 全て気づいてるけど言わないだけだった 私は自分がどういわれようと別にいい だけども 私の仲間を傷つけられて黙ってる訳にはいかないの 「 目には目を歯には歯を … 悪役には悪役を 」
favorite 14,046grade 1,626update 4日前
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
未来の君へ
序章 「小さな日記」より、私の中にある思い出。 “生きるのが辛い” そう言った君は、すごく苦しそうな顔をしていた。 どうしても放って置けなかったんだ。 “生きてほしい” 私は彼を救おうと決意して… ーーーー✳︎ 2章 小説の中では簡単でうまくいく恋なんて、この世界にはないんだよ。 「優、ごめんね。私はもう恋はしない」 一度好きになってしまった人を忘れることはできない。それに私はもう… でも、未来の君には絶対に後悔はさせないよ。 ※情緒不安定な状態で描いているので、チャプターによって波が激しいです 【表紙】羽水いのり様のフリーイラストをお借りしました
- 青春・学園
夢主の親友ポジになったので全力で作品を盛り上げたいと思う
今世がまさかの(ある意味)王道夢小説の世界だったけど夢女子の一人として不満が満載なので総力を尽くして作品を盛り上げたいと思います 「夢主また屋上でボカロ歌ってんな」 ______ ある日、前世の記憶(限界夢女子時代)が蘇った主人公『親友』。そんな彼女が生活する今世はかつて自分が好きだった作品の"夢小説"の世界だった。 この世界を読んだ人が楽しめるよう盛り上げるべく立ち上がる親友。 夢小説あるあるな展開を作り上げたり、キャラクター達の口調を正したり、時には推しを眺めたりして、今日も彼女は夢主の隣で暗躍していた。 今日も波瀾万丈な夢小説生活が始まる。 ※この作品は、夢小説や夢小説作家の方々を批判するものではありません すでに投稿した文章を時折修正する可能性がございますが、内容には支障をきたさないようなるだけ注意させていただきます 夢小説あるあるをコメントしていただけるとありがたいです 作品内で使わせて頂く可能性があります 表紙は自作です
- ノンジャンル
最弱?だけど...?
能力を持っている能力者が当たり前の世界! その中主人公は無能力者!?そんな主人公が国で戦い抗う話 アイコン・フリーアイコン・璃京さん、鬼塚@取締役さん、星宮あきさん、黎(くろい)さん、響さん、モンちゃんさん、鳥村@受験生さん、S.さん
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!