第21話

番外編:グロリアス・マスカレード
671
2022/11/05 11:54
ユウ
えぇぇえぇ…
学園長の話を聞いて困惑中の私とユウ。



それと真反対に、グリムは目を輝かせていた。
あなた
花の街、って…あの輝石の国にある所でしたよね
ディア・クロウリー
ええ。
そこで魔法師養成学校の交流会を行う事になりましてね。
ユウ
メンバーは誰ですか?
ディア・クロウリー
ローズハートくん、スペードくん
ブッチくん、アーシェングロットくん
バイパーくん、ハントくん、フェルミエくん
シュラウドくん、シルバーくん、ジグボルトくん
ディア・クロウリー
そこに相手からの招待として、ドラコニアくんとあなたさんです。
あなた
…私招待される程のことしましたっけ
ディア・クロウリー
知る人ぞ知る魔法師ですからね。
ユウ
そんな凄い人だったの…???
あなた
んや、そんなに多く知られてないよ…
この学園の人数が約800人として、知ってる人は4、5人ぐらいかな…
ディア・クロウリー
取り敢えず…監督生くんも付き添いで来て下さい。
ディア・クロウリー
担当はトレイン先生なので大丈夫ですよ。
ユウ
やったまともな先生(
ディア・クロウリー
では、荷物を準備してて下さい。
明日から出発ですからね。
あなた
承知しました。
ユウ
はい!
グリム
分かったんだゾ!



































ディア・クロウリー
さて、いよいよ出発ですね。
交流会に参加する皆さん、揃っていますか?
そう学園長が聞くと、各々返事をした。


そこにグリムが返事すると、その場が静まる。
ユウ
…静まっちゃった。
あなた
…行く予定じゃなかったからね。
気配削除を使って私達は様子を見ていたが、その範囲外にグリムが出てしまった。



まぁ元々こうしろと言われていたから良いらしい。
すると
ディア・クロウリー
普段立ち入り禁止の珍しい場所にこそ、異世界への手掛かりがあるんじゃ無いかと!
なんて言った為、それを合図に気配削除の範囲を狭くした。

スタスタと皆の方向へ歩いて行き、「お邪魔します…」なんて遠慮気味に言うが

皆の表情は少し柔らかくなった。




…好きなんだろうなぁ。←
マレウス・ドラコニア
ユウでは無いか。
何故ここにいる?
マレウス・ドラコニア
…手に持った荷物、もしや……
ディア・クロウリー
はい。ユウくんとグリムくんにはアテンドとして、花の街へ同行してもらうことにしました。
グリムが「面倒見てやるんだゾ」と意気込んでいるが、そこにユウが


「面倒見られるの間違いでしょ…」と突っ込んだ。


…大変そうだな…しっかりサポートしなくちゃ、
そこにラギーくんやジャミルくん達が事実を述べ、イデアさん、デュースくん、ルークさんは喜んでいた。



…個が強い。(
ルーク・ハント
ツイステッドワンダーランドを知る良い機会を得たね。共に学び、共に楽しもう!
リドル・ローズハート
そうですね。
リドル・ローズハート
花の街についての予習はしてきたよ。ユウ、分からない点は遠慮無く質問するように。
リドル・ローズハート
…ただ予習をしたとはいえ、僕も海外旅行は初めてだ。至らぬ点があるかもしれない。
リドル・ローズハート
本当は、もっと旅に慣れていて、歴史や文化に
精通している人が居てくれれば良かったのだけれど…
ディア・クロウリー
あ、その点は心配いりませんよ
モーゼズ・トレイン
話は済んだか。
グリム
あん?なんでトレインがここに居るんだ?
…話聞いてなかったんだね…。
モーゼズ・トレイン
此度の交流会での引率を任されたのでね。
集団
げっ…!!
ディア・クロウリー
トレイン先生は輝石の国出身。
それに歴史や海外の文化にも詳しい先生です。
ディア・クロウリー
昔はフィールドワークも熱心にしていたとか。
それに…
学園長がチラリとこっちを見た為、爪先でタンッ、と地面を叩く。



魔法が解けると、皆の嫌がるような表情が驚きに変わった。

ディア・クロウリー
あなたさんも、それぞれ国の土地や道
それこそ文化や名物にも詳しいのでね。
ディア・クロウリー
これ以上に頼もしい引率者はいないと思って指名しました。
ディア・クロウリー
まぁあなたさんの場合はもう一つありますけど
ディア・クロウリー
それもこれも皆さんの旅を充実させる為…。
何せ私、優しいので!^ ^
そんな学園長の言葉をスルーしたトレイン先生が言い出す。
モーゼズ・トレイン
良いかお前達。
出発の前に大切な心構えを話しておく。
トレイン先生が説明する中、一年組が悲鳴を上げていた。
デュース・スペード
やばい…難し過ぎてもう分からない。
エペル・フェルミエ
トレイン先生が引率になるなんて、予想外だったね…
モーゼズ・トレイン
良いね。くれぐれもマナーを守り、気を抜かないように。
あなた
…まぁ大丈夫だよ、先輩はいるし、最悪私に聞いて貰えば…ね。
pair
…!!(デュース&エペル)

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