.
撮影スタッフさんたちに
挨拶をしに回ろうとしたところ。
グイッ
ジミンオッパに急に引かれる。
オッパは無言のまま人気のいないところに、
私を連れてきて壁に押さえつけられた。
【クチュ…チュッ】
腕を引かれてそのままキスされた。
ビックリして、目を見開いたままそれを受けた。
ジミンオッパが何故か怒っているようで。
それを当てつけるかのように、
口の中を激しく責め立てられた。
どのくらいの間、キスしてたのか。
酸素が足らず、ボーッとし始めた頃、唇が離れた。
膝が震えて、力が入らない。
壁に寄りかかりズルズル下に下がっていく。
ガシッ
.
オッパは、私をジーッと見つめる。
おそらく困った顔をしているだろう私のこと、
どう思ったのか。
少し経って、ふっと目を外し、
控室へと帰っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。