着々と ドラマ撮影が進み 、
あと1週間ほどで 第一話が放送される 。
最近は 、殆ど ソロの仕事で
ドラマ撮影や雑誌撮影 、バラエティに
引っ張りだこ 。
仕事に充分やりがいはあって 、
周りの人が優しいし 、仕事自体楽しい 。
だけど 、じんくんたちに会えないのは
やはり話が違う 。あの騒がしくて楽しい空間に
居れないのが 少々辛かった 。
橘「 ん 、どしたの 。 」
「 何か 、悩み事 、?? 」
橘「 … ほんとに 、?? 」
「 何かあったら言ってね 、?? 」
橘「 … やっぱ 、あなたの下の名前くんは 」
「 笑ってるほうが 可愛いよ 。 」
橘「 うん 、あなたの下の名前くんが笑ってると 」
「 俺も楽しいし 、嬉しい 。 」
橘「 そーやって 、照れてるのも 」
「 可愛い 。 」
橘「 俺は全部本音だよ 、?? 」
橘「 本気で 、あなたの下の名前くんのこと 」
「 可愛い って思ってる 。 」
橘「 … 可愛い っていうか 、 」
「 … 好きだよ 。あなたの下の名前くんのこと 。 」
なんて 、真っ直ぐに見つめて
言ってくる 一輝さん 。
明らかに 本音でしかなくて 、
嘘ついてるようには 1ミリも見えなかった 。
橘「 … ごめんね 、 」
「 急に言われても … って感じだよな 。笑 」
マネ「 撮影始まるから準備しててねー 。 」
… どうしていいか わからない 。
なんとなく 、今は 一輝さんの顔が
見れる感じではなかった 。
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撮影が始まって数分後 。
今は 、壁ドンシーンの撮影中 。
橘「 … 夏希先輩 。 」
「 ちゃんと聞いてます 、?? 」
橘「 じゃあ 、なんでそんな 」
「 よそよそしいんですか 。 」
橘「 … 行かせませんよ 。 」
(( ぐいっ 、
(( どんっ 、
ち 、近い … 。
橘「 離しません 。 」
橘「 … 俺 、本気で好きですから 。 」
「 夏希先輩のこと 。 」
橘「 … 返事は 、また今度でいいです 。 」
なんて スタスタと どこかへ行く
一輝さん 。
さっき言われた言葉が シーンとリンクして
まともに演技が出来やしない 。
監督「 はいっ 、カットー 、!!! 」
監督「 薙沢くん 、よかったねぇ 、!!! 」
橘「 … あなたの下の名前くん良かった 。笑 」
「 可愛かったよ 。笑 」
なんか 、気が狂う 。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。