第2話

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2026/01/26 13:12 更新













 土方 
 土方 
 総悟 、起きろ!! 寝坊だ … 
 土方 
 土方 
 ってオイ!! 何してんだお前 



 沖田 
 沖田 
 ひじかたさんうるせェ ...... 
 天峰 
 ん ーー …… 
















 土方 
 土方 
 布団にあなたの下の名前連れ込むなって言ってんだろ!! 
 沖田 
 沖田 
 あなたの下の名前が勝手に入ってきてるんでさァ 



   眠い目をこすりながら体を起こすと 、いつもみたいに喧嘩をするふたり 。


 天峰 
 …… あ 、朝礼 
 土方 
 土方 
 あ゛ッッ 
 沖田 
 沖田 
 もうサボっちまいましょうぜィ 



   ぐだ 、と体を伸ばした総悟が布団の中に戻ってくる 。

   腰を引かれて気づけば総悟の腕の中にいた 。


 土方 
 土方 
 おい!!!!( 💢 



   キレる土方さんの怒号を聞き流しながら 、あったかい体温につつまれて また意識が微睡まどろみに溶けていく 。















 土方 
 土方 
 朝礼だっつってんだろ 



   ……… わけにも行かず 。






 沖田 
 沖田 
 いだだだだ 
 土方 
 土方 
 おら 行くぞ制服着ろ 
 天峰 
 はぁ 〜〜 い …… 



   私たちはしぶしぶ布団から起き上がった 。

















 天峰 
 う ーーー っ 、さぶい … 



   制服のジャケットをかっちり着込んで 、マフラーをして 、ホッカイロをシャカシャカ振っていても江戸の冬は寒い 。地球温暖化どこ行っちゃったんだよ 。


 近藤 
 近藤 
 これ着るか? 



   近藤さんがにっこり笑って私よりも二回りくらい大きいジャケットを差し出してくれる 。


 天峰 
 わるいですよ 、耐えます 
 近藤 
 近藤 
 いいんだ! 俺は体温が高いからな 
 天峰 
 えぇ ~~~ 
 沖田 
 沖田 
 大丈夫でさァ 、近藤さん 



   うしろから体重をかけられて うお 、なんてびっくりした声を出してしまう 。振り返ると真横に総悟の顔があった 。


 沖田 
 沖田 
 おれがあなたの下の名前のことあっためるんでィ 



   確かに総悟とくっついているといつもなんだかあったかい 。近藤さんを一月の冷気のもとにベストオンリーで晒すわけにもいかないので 、丁重にお断りした 。


 天峰 
 ありがとうございます 、近藤さん 
 近藤 
 近藤 
 本当にいいのか? 
 天峰 
 はい 、総悟がくっついてるので 
 近藤 
 近藤 
 お前らはマジで仲良いなー! じゃあ 、またなんかあったら言えよ! 



   元気に手をふって去っていく近藤さんを見送ってから 、総悟が私に向き直った 。


 沖田 
 沖田 
 あなたの下の名前 、今日の見廻り誰とですかィ 
 天峰 
 えっと 、だれだったっけ … 



 土方 
 土方 
 俺だ 

















   煙草の匂いが私と総悟の間を割る 。














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