俺が足を止めたのは路地裏のカフェ
目的地となっていたこの場所は
どうも今の自分の寂しさには
刺さってしょうがない
ただでさえ泣きそうになってしまう
この心を少し我慢して
重たいドアを開けて中へ入る
チャニヒョンは腕を広げてくれた
俺はどうしても誰かにくっつきたくて
ひたすらに流れる涙がチャニヒョンの服を
びしょびしょに濡らした
「 共に 」この言葉が僕を奮い立たせた
やっぱりこの人は天才だ
本当に心の奥底にあるものを
引っ張り出してくれるような
そんな言葉ばかりを選択して投げてくれる
どうにか自我を保って
意を決したような表情で
チャニヒョンと熱い視線を交わした












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。