俺が足を止めたのは路地裏のカフェ
目的地となっていたこの場所は
どうも今の自分の寂しさには
刺さってしょうがない
ただでさえ泣きそうになってしまう
この心を少し我慢して
重たいドアを開けて中へ入る
チャニヒョンは腕を広げてくれた
俺はどうしても誰かにくっつきたくて
ひたすらに流れる涙がチャニヒョンの服を
びしょびしょに濡らした
「 共に 」この言葉が僕を奮い立たせた
やっぱりこの人は天才だ
本当に心の奥底にあるものを
引っ張り出してくれるような
そんな言葉ばかりを選択して投げてくれる
どうにか自我を保って
意を決したような表情で
チャニヒョンと熱い視線を交わした












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!