すいません、ちょっと話の内容緩いです
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「お前さ、いい加減自分が可愛いって自覚持てよ」
『ん…?可愛い……?』
「……俺ら以外に直ぐ尻尾振るな」
『ぃや…振ってないです…』
「あ?」
『…』
「まぁ、今回はちょっと危機感が足りてなかったよね」
『…』
現在俺は、ゆり組に挟まれてます。
なんでこうなったのか俺でも分かりません。
これがゆり組同士だったら最高だった。
……なんで間に僕がいるんでしょう。
めちゃくちゃ邪魔です。
多分、二人が怒ってるのは一時間前のあそこら辺から
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『ねね、なんかこの三人でロケってさ不思議な感じじゃない!?』
宮舘「ふふっ、そうだね」
『俺めっちゃ楽しみにしてたんだよね〜!!』
だって、ゆり組と俺ってことはゆり組の絡み見放題じゃん!!
そんなの最高すぎるって!!!
宮舘「うん、俺もだよ」
よし、頭撫でてくれた
この調子でしょっぴーの嫉妬度数を上げるんだぁ!
『しょっぴーは?楽しみじゃなかったの?』
渡辺「…別に普通」
『ふーん…』
本当は舘さんとロケできて嬉しいくせに
「あ、あなただ」
『っ、樹くん!!!』
『もしかして、今日一緒ですか…!?』
田中「うん、そうだけど…って、あなた相変わらず距離近いな笑」
『え、そーですか…?』
田中「まぁ、そこが可愛いんだけどね」
『っ、樹くんが可愛いって言ってくれた!!!』
樹「www」
宮舘「…翔太」
渡辺「ん、分かってる」
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ロケ中
田中「…ど?」
『…めっちゃ美味しい!』
田中「でしょ…!?」
『ちょ、しょっぴーと舘さんも食べてみてよ』
宮舘「いただきます…」
宮舘「っ、すごい美味しい!」
うわ、満面の笑みだ…可愛い
宮舘「翔太も食べる?」
笑顔のまま、"翔太も食べる?"って差し出したのは自分の串
いや、お団子とは言えギリギリ間接キスじゃん
渡辺「……ん」
『ぐぁ…』
少し戸惑いながらも口に含むしょっぴー
え、まって、これ、あーんじゃん
なに公共の電波でイチャついてんだよ…!(もっとやれ)
てか、しょっぴー舘さんに食べさせてもらってるじゃん
珍しくない?
ゆり組の決定的瞬間なんだけど…
そだ、阿部ちゃんに教えてあげよ
田中「なにニヤニヤしてんの…」
『んー、別に…なんもんない』
田中「何もなくはないだろ笑」
『っ、何も無いんだってば!』
田中「分かった分かった笑」
ゆり組「「…」」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。