後ろから抱きつかれる感覚
急なことに驚き、振り返ろうとしたら、、、
もしかしてと思ったけどまさか岩ちゃんのだとは、、、
頭が混乱している
だってこんなこと学校内でされたことないから!
そんな風に謝り、体を離した岩ちゃん
本当びっくりしたー、、、
天音君も驚いているみたいだ
それもそうだよね
岩ちゃんがこんなことすると思わないもん
それくらい普段の岩ちゃんは普通なのだ
もちろん優しくしてくれるし、いつも私優先に考えてくれたりするけど
明らかに好意を見せたりはしない
あっけに取られてる私達を置いて、岩ちゃんは口を開いた
そう言って私の手をとった岩ちゃんはスタスタと早足で歩いてしまう
天音君も手を振ってくれたが、今は岩ちゃんへの衝撃が強いようだった
けど、どうしたんだろ
もう天音君とは一緒に居ないし、私もついて行くのに手繋いでくれてるし、、、
学校内なのに抱きしめてくれたし、、、
なんか、岩ちゃんの様子が変だなぁ
そう、この日から岩ちゃんの様子は一変したのだ
翌日
朝起きて、支度をしていると岩ちゃんから連絡が来た
「学校まで一緒に行かないか?」か、、、
うーん、昨日れんちゃんと行く約束しちゃったし、、、
残念だけど、断ろう
あなた
岩ちゃんごめんね!
友達と約束しちゃってて、、、
岩ちゃんから誘ってくれたのに残念、、、
けど明日は一緒に行こう!!
そう送り、返信を待つ
少ししてピコンっと音を立てて通知が来た
岩泉
わかった、大丈夫だ
そうだな明日は俺と約束な
あなたと長く一緒に居たいから
あなた
ありがと!
岩ちゃんから一緒に居たいって言って
もらえてすっごいうれしいよ!
岩泉
そうか?笑
じゃあまたな
気をつけて行けよ
やっぱ岩ちゃん昨日から何というか、、、
甘いな
嬉しいからいいけどね!
そこから数十分
ガチャリと扉を開けるとれんちゃんがいた
歩きながらふと岩ちゃんのことを思い出す
れんちゃんに言ってみようかな、、、
やっぱそうなるよね
もちろん私も同じ気持ちだけど、なんか心配というか、、、
そう聞くとれんちゃんは「うーん」と唸り、考えているようだ
でもこれだけだ
これ以外には本当に何もない
一人で納得したようにしたれんちゃん
私は不思議に思い、聞いてみた
なんだか誤魔化された気もするけど、、、いっか!
それよりもなんだかれんちゃんが見つめてくるんだけど、、、
何かをボソッと言って頭を撫でてきたれんちゃん
なんだかよくわからなかったが気にしないことにした












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!