第29話

First Love 28
395
2022/10/30 15:52 更新







木村 良平
俺、あなたのことが好きだ!



今までずっと聞きたくて、でも一生聞くことの無い台詞が良平の言葉で聞こえてきた。

それに対し、私はあまりのことに反応することができなかった。
木村 良平
おいっ・・・。何とか言えよっ!
あなた
うそだぁ・・・。
木村 良平
嘘じゃねぇよ・・・。
あなた
だって・・・そんなっ。


好き?良平が?!私のことを??

そんな素振りを見せたことは一度もなかったし・・・。

ひょっとして、人間として好きってこと??

頭の中がごちゃごちゃだ!

良平の言ってることを理解できずに涙が出てくる。
木村 良平
言っとくけど、ちゃんと女として見てるから。
だから、泣くな・・・。
あなた
!!!何で分かったの?!

考えてることがよまれたことに驚いてると、更に良平との距離がぐっと近くなり、両手で頬を包み込まれる。

心臓のバクバクはさっきから止まらず、あまりの展開についていけてない自分がいる。

ゆっくりと顔を上に向けられ、自然と良平と視線が合ってしまった。
木村 良平
何年一緒に居ると思ってるんだよっ?
お前の考えそうなことは分かる。
あなた
だって・・・。
木村 良平
なぁ?そろそろ、お前の気持ちを教えてくれね?
じゃないと、俺の心臓もたねぇかも・・・。



そう言って、親指で涙を拭ってくれる。

本当に自分の気持ちを言っても良いのだろうか?

ここまで言ってくれたのに、不安は拭いきれなくて・・・。

でも良平の顔を見ると、今まで見たことのない表情をしてる。

私は意を決して・・・
あなた
わたしも。
あなた
わたしも、良平のことがずっと好きだよ・・・。
あなた
もっと早くに気付け!バカ良平!!
だいたい、何年・・・。


言いかけている途中で、良平に抱きしめられた。
木村 良平
待たせて、ゴメン!
けど、これからは傍に居る・・・。
あなた
許す。
木村 良平
ありがと。
あなた
こちらこそ・・・
木村 良平
何でそんなに小声なんだよ?
あなた
だって・・・なんだか恥ずかしくて
木村 良平
かわいい・・・。


良平まで小声で喋りだし、おでこにチュッと良平の唇が触れた。

慌てて両手で自分のおでこをおさえると、今度は軽く唇が合わさった。
あなた
・・・・・・な、なっ!?
木村 良平
覚悟しろよ?
俺を本気にさせたんだから、逃げれると思うな?
あなた
ちょっ?!へっ??
木村 良平
今日のとこは、取って食ったりしねーよ!
私が良平の言動にパニクってると何か企むようにニヤッと笑った後に耳元で
木村 良平
何、想像してんだよ!
あなたのえっちぃww
あなた
なっ?!
変なこと考えてないもん!
良平の方こそ、あーんなことやこーんなこと考えてるんじゃないの?!
木村 良平
考えてるよ?
当たり前だろ・・・。
片想いだと思ってた相手と両想いになれたんだ。
あなたはどんなことしたら悦ぶのか、どこが感じるのか、考えたらキリがねぇよ・・・。
あなた
っ?!
だから、そんな事言わないで!!

もうシチュエーションCDやり過ぎっ!






Ryohei's side







照れるあなたを風呂を言い訳に追いやり、俺はドアに寄り掛かって床に座り込み、頭を抱えた。
木村 良平
やっべぇ・・・。言っちゃった。
自分の想いを我慢できずに告げてしまった恥ずかしさ。絶対に今日のタイミングじゃなかったはず!

それでもあなたが受け入れてくれた幸福感。

そして、キスをした時のあなたの反応・・・。
木村 良平
めちゃくちゃ可愛かった・・・。


この胸の高鳴りを鎮めるように、新しいハイボールを作って煽った。








to be continued・・・




ようやく両想いになれました♡

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